(スペイン、イルンにある巡礼の道の黄色い矢印)
フランス、スペインの旅に行ってきました。
今回の最大の目的はスペインの聖地であるサンティアゴ・デ・コンポステーラ
まで800キロは歩けないものの、巡礼者になったつもりで一部分を歩きたい!
ということでスペインのイルンからサンセバスチャンまで25キロを歩きました。
前日にサンセバスチャンの大聖堂でクレデンシャル(巡礼手帳)を入手。
これで巡礼者になったつもりで歩けます。
イルンのアルベルゲ(巡礼宿)が出発地点です。
カミーノ・デ・サンティアゴ(サンティアゴの道)が矢印で示されていました。
随所に黄色い矢印がありオルレよりも分かりやすいと思いました。
でもこの先25キロ~あゆゆさんもヨレンもいない二人旅どうなることやら~
教えてもらったスペイン語はオッラ(こんにちは)とグラッシアス(ありがとう)
だけ~他の言葉は覚えたくても覚えきれません😊
オルレと同じ雰囲気の竹林を通りました。
この先で健脚そうなオーストラリアの人と言葉を交わしました。
世界中から来られているんですね。
古い教会に出ました。
多くの人がここで休憩されていました。
教会にあったホタテの貝殻のモニュメント
ホタテの貝殻は巡礼者を示す印で、ヒョウタンと杖と並ぶ巡礼者の三種の神器です。
この数日お天気が続き気温が上がっています。
ここまでの登りで汗をかき、水分補給です。
前々日にマルシェで買ったアプリコットで生き返りました。
教会の先で道は二手に分かれます。
平たんな道はイルンの街の景色が望め、山道は海の景色が望めるとのこと。
躊躇なく山道を選びました。
山道を登り終えると素晴らしい景色が待っていました。
平坦部は牧場となっていてすぐそばを馬が横切ります。
この先でカナダから来たという夫婦と娘さんの三人に出会いました。
やはりサンセバスチャンを目指していると言われていました。
その後会っていないのでこの三人さんが無事サンセバスチャンに
たどり着かれたのは不明です。
絶景ポイントから振り返った所。
この先で、車で来たあゆゆさんたちと出会うことになるとは~
水とブラックベリーを差し入れしてもらい、生き返って先を目指します。
道迷いして若いお嬢さんに教えてもらいながら~
やっとのことで森を歩けました。日射しを遮る森歩きは気持ちいい~
森の木々にも黄色い矢印が書かれていました。
この先は入江を船で渡ると時短できるはずです。
村のアルベルゲ(巡礼宿)?にあったバスク地方のマークとホタテのマーク
船の発着所を探してインフォメーションに行きましたがシエスタ中(昼休み)で
あと30分は開かないらしい。
ポケトークで近くのおじさまに聞いたら、さっき歩いてきたところだった~
やっと渡し船に乗って~向こう岸まで10分ぐらいでした。
自転車で旅する人と一緒でした。
向こう岸のPasaiaのバルで飲み物を飲み、ヨレンが持たせてくれた
バスクマカロンを食べて生き返り、また歩き始めます。
階段を急登りして見た海の絶景
途中にあった古い水道橋の遺跡~この下に水場がありました。
流れ出る水は冷たく、美味しく、また生き返りました。
サンセバスチャンを示す標識~ここから目的地は遠くないはずです。
山を下りサンセバスチャンの街を見下ろすポイントで見た光景に驚きました。
海岸にいるのは人だよね~サンセバスチャンは有名なリゾート地で
大勢の人が海岸で遊んでました。
サンセバスチャンの街中に着いたのは19時20分~11時間近く
歩いたことになります。
スペインの日暮れは10時くらいでまだまだ明るい!
三年越しのカミーノ・デ・コンポステーラを歩く目標が達成できて
充実した一日でしたね。
何度も道迷いしながら、強い日差しに体力を奪われながらも生き返り
力を振り絞って歩いた25キロでした。
サンティアゴ・デ・コンポステーラまでを歩きぬくと生き返ると言われていて
この日歩き通せたのはこの道の力かなと思います。
巡礼の道はいろいろなルートがあり、世界遺産に登録されています。
フランスの美しい街に登録されているサンジャン・ピエ・ド・ポーは
巡礼の道の要所です。今回は車で立ち寄りました。
(美しい街なかの様子)
巡礼者はスペイン門をくぐってフランスとスペインの間にあるピレネー山脈を
越えるそうです。
ボルドーの街中にあった巡礼路を示す印
日本でいえば熊野古道と同じで二つの道は姉妹道になっているそうです。
いつか熊野古道も歩いてみたい。
巡礼路を歩くことは、あゆゆさん、ヨレンの協力があってこそ出来たことで
とても感謝しています。
フランス、スペインの旅~まだまだいろいろなことがありました。
続きは又の機会に~
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