3・11福島の原発事故から4年。
私たちが開催した小出裕章さん講演会から3年の月日が過ぎました。
3年前の今日3月18日、宇部で小出裕章さん講演会を開きました。
講演タイトルは、「どの子も幸せになるように 今 知ってほしいこと」でした。
「いのち・未来・ うべ」は、その活動を引き継ぐグループで、3・21県民集会の成功を願って取り組んでいます。
小出さんの講演会では、長門市在住のイラストレーター尾崎真吾さんから、金子みすすずの詩を絵にしたものを提供していただきました。
お弟子さんのデザインしたそのポスターはとっても好評でした。
子どもたちがおもいっきり野原で寝転んで遊べるように、健やかに育つように、という私たちの思いを託しました。
でも、今、福島の現状は、子どもたちにとってより悪くなっています。
そればかりか鹿児島県川内原発再稼動によって、西日本も危うい状況です。
上関原発は、まだ白紙撤回されていません!!
ポスターを見ながら思い出にひたるどころではありません。
「小出さんのお話はとてもよかったね」で終わらせてはならない内容です。
「どの子も幸せに!」「野原で遊べる当たり前のことをさせよう」
「子どもたちに豊かな海と自然を遺そう!」
私たちの思いを本気で実現しましょう!
もっともっと仲間を増やしましょう!
3月21日山口県民集会を成功させましょう~!!!
そんな仲間が、宇部市、山陽小野田市で3.21集会実行委員会の街頭宣伝を行っています。
3・21山口市明治維新公園 野外音楽堂に集まりましょう!
詳しい案内は、当ブログのこちらにあります。
宣伝カーの側にたってのアピールです。
アピールの一部を掲載します。
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山口県民の声があまりにも小さい。
白紙撤回の民意を示そう!
T・Hさん
私は、いのち未来うべで上関原発を建てさせないための活動を行ってきました。
3月21日、10時より維新公園の野外音楽堂で「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が開催されます。
その集会に皆さまの参加をお誘いします。
私は、これまで多くの人と原発について話し合ってきました。
既設の原発については、まだ償却期限前でこのまま廃炉にするのは、もったいないとのことで、再稼働はしょうがないという意見の人もいました。
しかしながら、ひざを交えて話し合うと殆どの人が、原発の新たな建設には反対するとの意見でした。
テレビとか新聞では、過半数の人が反対と報道されていますが、そんなことはありません。
8割~9割の人は上関原発建設に反対するという意見でした。
9割の人が新規建設に反対する、圧倒的に多くの人がいるにも関わらず、新規の上関原発建設がなぜ中止決定にならないのでしょうか?
その一つは、建設予定地の埋め立て工事が法律上は、期限切れとなっているにもかかわらず、村岡知事が、前職の山本知事と同様、埋め立て工事の手続を引き延ばし、中国電力に猶予を与えているからです。
村岡知事は安倍首相の原発新設Goのサインを待っているとしか考えられないのです。
上関原発建設がなぜ中止決定にならないかの、もう一つの理由は、山口県民の声があまりにも小さいということです。
新潟県の泉田知事は、東京電力に対し、福島原発事故の検証と総括がない限り、柏崎刈羽原発の再稼働は認められないとしています。
保守系知事と言えども、再稼働反対の民意が後押しすれば毅然とした態度が取れるのです。
また、日本には原発建設計画を止めた、いわゆる「原発お断り地点」が50か所もあることをご存知でしょうか?
圧倒的多数の住民が反対と意思表示し、原発建設を中止に追いやった誇るべき歴史を持っています。
私たちは、原発の危険性は地元自治体だけの問題ではないことを福島原発事故の教訓から、学びました。
上関原発建設の問題は我々山口県民一人一人の問題です。
33年間、頑張って建設を止めてきてくださった祝島の人々だけの問題では、決してありません。
日本は民主主義の国のはずです。
民主主義とは、民が主体として尊重される国であるはずです。
しかしながら、新たな原発建設に反対という、圧倒的多数の民意は反映されていません。
やはり民意を尊重してくれ、と待つのは正しくないようです。
民主主義とは、民が主体になって、意思表示し、行動すべきことのようです。
県民の民意は、新規原発反対であることを、もう、マスコミに任せていては事が進みません。
3月21日の山口県民大集会に参加し「上関原発建設を建てさせないことが、そして、若い人や子供たちの未来を、豊かな海を守る」ことが民意であることを、自らアピールしましょう。
自ら意思表示して、原発建設反対の世論のうねりを作りましょう!!
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今ならまだ間に合います。
村岡知事は、上関原発建設を止めるすばらしい判断を!
O・Fさん
おはようございます。こちらは「3.21上関原発を建てさせない山口県民大集会」実行委員会の者です。
福島第一原発事故は4年たっても未だ収束の見通しもたたない有様です。
原発事故現場では放射能で汚染された地下水や雨水の遮断がうまくいかず、漏れて海へ流れ、溶けた核燃料棒を回収しようにも線量が高くて近づくことが出来ず、実態すら伺うことができない状態です。
この地獄のような作業現場での被曝と、先の見えない廃炉への道のりが続いています。
こんな過酷事故は発電所では原発でしか起こりません。
また被災者の家族が分断されたり、放射能がまだ残る地域への帰還を促したり、汚染土がうず高く積まれた地域での暮らしなど、生活の目途もたっていない12万人もの方々が、難民生活を強いられています。
そして、トイレなきマンションの例えでいわれる、使用済み核燃料棒の最終処分方法も決まっていません。
事故が起きなくても、放射性物質の毒は約100万年間の管理が必要なものなのです。
そのように人の手でコントロールできない原発を、上関に建てさせてはいけないとの思いで私たちはここに立っています。
ありがたいことに、上関は祝島の方々の33年間に及ぶ長い戦いで、今はまだ建っておりません。
上関の海、瀬戸内海の海はまだ生きた恵の海です。
今ならまだ間に合います。
皆さんの一人一人の気持ちを結集させて、村岡知事に上関原発建設を止めるすばらしい判断をしていただきましょう。
歴史に残る英断をした知事になってもらいましょう。
皆様の意志を示す、「上関原発を建てさせない山口県民大集会」は3月21日、10時より維新公園‐野外音楽堂で開催します。
皆さんの参加を心よりお待ちしております。
私たちの想いを大きな力にして、原発のない安全な未来を子どもたちに遺しましょう!!
註)東日本大震災避難者22.9万人(2015..3.11報道)
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※参考
2012年3月18日小出裕章さん講演会のポスター