いのち・未来 うべ

わたしたちは、原発のない安全な未来を
子どもたちに残すことを願って活動しています

【野原千代さんを偲ぶ会】山本太郎さんのメッセージ

2017年12月08日 | 活動の報告

12月3日に行われた野原千代さんを偲ぶ会に寄せられたメッセージを紹介します。

まずは、山本太郎さんです。

 

野原千代さま。

私が千代さんの存在を知ったのは、

おしどり、マコ・ケンさんからでした。

 

内部被曝への影響を全く考慮しようとしない政治の舞台で、

すでに無関心化してしまった政治家たちに、どうすれば、

その危険性と対処を広められるのだろう、と思い悩んでいた際のことでした。

 

国が安全だ問題ない、と言い切るなか、

千代さんの研究は、私や現実的に土地から離れることが困難な人々にとっても、

一筋の光になりました。

 

ヤマトシジミの内部被曝の影響、その細やかな研究内容から、

環境が汚染されている状態でも、

食べるものによって影響を抑える事が可視化されたからです。

 

国会の質疑でも取り上げましたが、普段はヤジを飛ばす連中も、

その時は真剣に聞き入っていました。

しかし、利権や票に繋がらないことには、興味を持たないモノたちは、

一晩眠れば忘れてしまいます。いや、3歩あるいて忘れたかも知れません。

 

いまや、国会で被曝の影響を語る議員は片手で足りる程。

世の中を見れば同じように、事故とその影響を心配する人々も、

少なくなりました。

でも諦める訳にはいきません。

 

心ある研究者が、この国に生きる人々の為に、

不条理を押しつけられた人々のために、

素晴らしい贈り物をして下さったのですから。

 国家による犯罪行為を改め、政策として反映できる様、ベストを尽くします。

                     山本 太郎