正月3が日もあっという間に終わり
世の中には今日からまた日常が戻ってきたが
毎日が日曜日のリタイア組にはほぼ関係ない。(笑)
今年のお正月は特別なことは何も無く
3日間ともテレビでひたすら駅伝三昧だったが
唯一2日は家族で神社に初詣に出かけた。
山荘の近くにある備前国一宮
石上布津魂神社(いそのかみふつみたまじんじゃ)という
急な坂道の参道を登った山の中にある古い神社だ。
今年はコロナ対策としてやはり手水は使用禁止。
その代わりに手指消毒液が設置してあった。
この神社はスサノウノミコトがヤマタノオロチを
退治した剣を祭神として祀ったのが当社の創始と伝えられ
古事記や日本書紀にも記されているらしい。
この地では古くからその伝説にあやかって
神剣”蛇之麁正”(おろちのあらまさ)で「疫病災を断つ」として
近郷の人々の篤い信仰を集めているという。
そんな由来や伝説のある神社だけあって
何と…コロナ禍の今年は”疫病退治プロジェクト”と
大々的に銘打った垂れ幕が拝殿に懸かっていた。
どうやら祭神スサノオノミコトにヤマタノオロチ退治同様
神剣”蛇之麁正”(おろちのあらまさ)で
疫病コロナウィルスも退治してもらう祈願なのだろう。
まさしく”困った時の神頼み”だが
ここはひとつ霊験あらたかな神様の力を信じ
コロナの終息を願って私も心から素直に手を合わせた。
そして参拝の後、毎年恒例のおみくじを引いた。
私の今年の運勢は「中吉」! まあまあというところか…。(笑)
例によって、おみくじに添えられた短歌は
「ながむれば ながむる花の あるものを
空しき枝に うぐいすの なく」というものだった。
ん?どういう意味?…解説文には
「古きをすてて新しきにつくがよい。あまり一つの物にとらわれて
役にも立たぬことを思ってはだめです。
元気を出して捨てるべきはすて進む所へ進め」とあった。
うん、何となくわかる気がする。
つまり、「断捨離せよ!」ということじゃないかな?
これって、現在の私の心境にピッタリだ。
実は今、そう思って行動しかけているところなのだ。
何と、タイムリーなおみくじだこと!
昨年10月に70歳の誕生日を迎え
そろそろ終活を始めようか…という気になっていたし
年明けから自宅の改修に取りかかることになり
ピアノを始め、長年使わないままの
不要なものを処分し始めていた矢先なのだ。
今年のおみくじは、断捨離に向けてようやく重い腰を上げた
私の背中を押してくれたような気がする。
「そう、それで良し!」ってね。
「そう、それで良し!」
あれ、ノラくん。そんな所で何してるの?
「オバサン、ボクも背中を押してあげますよ!」
あ、ありがとう。だけど、雪が降ってるのに…寒いでしょ?
「全然平気です。こんな雪…」
でも、背中に雪が…。オバサンの背中よりも
自分の背中を気にした方が良いんじゃないかなぁ~。(笑)
「大丈夫ですよ!ご飯をしっかり食べているから…」
そ、そうだね!
お正月3が日、ノラにゃんこはず~っと皆勤賞だ。
雪にもマケズ、寒さにもマケズ…。(笑)
朝な夕な、ひたすらご飯を求めてやって来ている。
私の方こそ、ノラくんに言ってあげたい。
「そう、それで良し!」ってね。
ということで、今年の目標は決まった。
「元気を出して捨てるべきは捨て進む所へ進む」だ。
そして今年を断捨離元年としてがんばるのだ。