昨日は午前中に植物画の教室があり
その後午後から山に向かった。
梅雨に入り、今週末はあいにく雨続きの予報なので
庭仕事はできそうにないけど…
オジサンたちによるマダニ駆除大作戦のあとの
ノラにゃんこに会うのが楽しみだった。(笑)
お~!ノラくん、何だかスッキリとしたねぇ~。
「あ、オバサン!久し振り…また来たんですか?」
小雨が降り続く中、夕方に姿を見せたノラにゃんこ。
確かにマダニがキレイに無くなっていた。
やったね!ノラくん、男前になってるじゃん!
「え~っ!今までボク、そんなにブサイクでしたか?」
「そうか…ボク、ブサイクだったんかぁ~」
でも、マダニがとれて、今はかっこよくなったよ!
「じゃあ、もっとかっこいい男前になるために…」
ハイハイ、ご飯だね!(笑)
「わぁ~い、ご飯だ!いただきま~す!」と
雨にも負けず、食欲旺盛なノラくん。
その姿を見ているだけで幸せな気持ちになる。
「オバサン、ボクがご飯を食べるのを見て、幸せなんですか?」
そうだよ…とっても幸せだよ!
「じゃあ、ボク、頑張ってご飯食べてあげます!」
あげます…って、メッチャ上から目線な物言い…。(笑)
いいよ…そんなに頑張らなくても!
「あっ、鶏手羽の骨が入ってる!わ~い!」
しっかり噛み砕いて食べないとのどに刺さるよ!
「オバサン、大丈夫です!ボクはノラ猫なんで…」(笑)
あ、そっかぁ~。そんなにヤワじゃないか…。
「おっ!もう一本入ってた…。ラッキー!」
それはね、お姉ちゃんが夕食の残りをくれたんだよ。
「エッ!この前、あの竹輪をくれたお姉ちゃんですか?」
そうそう、ノラのことが大好きなんだって!
「そっかぁ~、あのお姉ちゃんがくれたんか…」
「だったら、もっともっと頑張って食べないと…」
お姉ちゃんのために?
「そうです!かっこいい男前になってお姉ちゃんに見てもらうんです!」
でもさっきは、オバサンを幸せにするために
頑張って食べるって言ってたよね…(笑)
「…そうでしたっけ?」(笑)
「ボク、そんなこと言いましたか?」
もう…!すっとぼけちゃって!
「あ~、食った、食った…」(笑)
「オバサン、どう?ボク、男前になりましたか?」
うん、まあまあ…かな?
「えーっ!まあまあだなんて…そんなぁ~」
「あんなに食べたのに…おかしいなぁ~?」
「オバサン、目が悪いんじゃないですか?」(笑)
「こうやって、目を良く擦って…もう一度見て下さい!」
「どうですか?前より男前に見えますか?」
う、う~ん…さっきとそんなに変わってないよ!
「そうか…ボク、まだ男前じゃないのか…」
だからぁ~、まあまあ男前だって!
「ボク、まあまあじゃ、ダメなんです!」
「男前になるには…まだ何か、足りないのかなぁ~?」
「そうか、竹輪だ!竹輪が足りないから…まあまあなのかも…」
あ~あ、何だかんだと屁理屈つけちゃって…。
じゃあ、竹輪をどうぞ!
「うわ~い!竹輪、いただきま~す!」
「あ~美味しかった!よし、これで完璧な男前だ!」
「きっとお姉ちゃんも喜んでくれるはずです!」
そ、そうだといいね!(笑)
この日ノラにゃんこは、朝昼晩と3食も
オジサンのネコ食堂でたらふくご馳走を食べ
雨がかからない玄関テラスのベンチの上で
夕方遅くまで寛いでいた。
これじゃあ、まさに3食昼寝付きだ。(笑)
ノラくん、顔がまん丸くなってきたねぇ~。
「かっこ悪いですか…?男前じゃないですか?」
まだ、男前に拘ってる…(笑)
ノラ猫は顔じゃないよ!心意気だよ!
ノラくんは、今のままで十分かっこいいから…。
「そうか…。ボクはこのままでも、かっこいいのか…」
そんなことを思ったかどうか知らないが…(笑)
雨に煙る山庭の木々を見ながら
ノラにゃんこはいつしかウトウトと居眠り始めた。
辺りがすっかり暗くなってもまだ居たので
もしかして、今夜はこのままここで寝るのかと思ったが
いつ帰って行ったのか…
朝見るともうノラの姿はそこに無かった。
コロナの緊急事態と同時期に始まった
ノラにゃんこのケガやマダニの緊急事態だったが
紆余曲折ありながらも
東京アラートが解除されたと同時に
どうやらノラアラートも解除されたもよう。(笑)
まずは、めでたしめでたし…。