先週の土曜日、私が山荘に着くや否や
「ノラが今来ているよ!」と嬉しそうなオジサン。
「どれどれ…」とテラスに回って見ると
今まさに「はふはふ…」とご飯を食べているところだった。(笑)
聞けば、ここ最近どういう風の吹き回しか
またちょくちょくやって来るようになったのだとか…。
何か状況が変わったのだろうか…?
このところ滅多に姿を見せなかったし
たまに来てご飯を食べてもそそくさと引き上げていたのに
この日は食事が終わってもすぐには帰るそぶりを見せず
しばらくオジサンを見つめていたりする。
何が変わったというのだろうか…?
食後しばらくテラスで寛いでいたノラだったが
おもむろに引き上げて行く後をそっと付けてみたら
お向かいの庭へと降りて行くところで
私の視線を感じたのか、一瞬立ち止まり振り返ったが
そのままスタスタと下りて行ってしまった。
一体どこへ帰って行くのだろう?
翌日も昼前に気がつくとテラスに居たノラにゃんこ。
「ノラ~、来とったんかぁ~!」と嬉しそうに声をかけるオジサン。
以前のようにこんな至近距離でも
平気な様子でご飯にパクつくようになった。
白ボス猫たちとの仁義なき闘いが一段落したのだろうか。
だから安心して姿を見せるようになったのかも…。
そうだと良いのだけれど…ね。
その翌日も朝早くからやって来たノラ。
この日は奇しくも2月3日の節分。
冬から春への季節の変わり目だ。
ノラにゃんこの厳しい冬も終わったのだろうか。
この日なぜかノラは珍しく午前中ほとんどテラスに居て
陽だまりでのんびりと日向ぼっこをしたりして
なかなか帰ろうとしなかった。
翌日は立春。暦の上ではもう春なのだ。
山庭の鹿児島紅梅も
いよいよ賑やかに咲き揃って来た。
朝夕はまだ厳しい寒さが続いているが
日中は穏やかな暖気を感じる。
ふと見るといつの間にかクリスマスローズの蕾が立ち上がり
すでに一輪開花している花もあった。
ライムグリーンのクリスマスローズも
たくさんの蕾をつけていた。
いくら暖冬とは言え、冬は冬。
殺風景な冬枯れの庭に赤い梅の花が咲き
クリスマスローズの蕾が膨らんでくるのを見ると
やはり心が浮き立つような気がする。
確実に春はすぐそこまでやって来ているのだ。
ノラにゃんこもあと少しの辛抱だよ!
それまでお互いに頑張ろうね。