しだれ梅が今、ほぼ満開の見頃を迎えている。
先日の日曜日、梅を観にやって来た友人曰く
この梅が一番良い香りがするらしい。
小梅の花もかなり咲き揃って来たが
青梅の花はまだまだこれからだ。
梅に負けじと咲いているのがスイセン。
中でもこの黄色いミニスイセンは
ガーデンのいろんな場所に勝手に広がって
ひょっこり可愛い顔を出している。
大輪のラッパスイセンも一気に花が開いてきた。
年々分球して大株になり、ギューギュー詰めで咲いているので
このコロナ禍のご時世、密を避けるために (笑)
そろそろ株分けして他へ移植した方がいいかも知れない。
紫色のミニアイリスや
青いムスカリも少しずつ咲き始めた。
そして毎度お馴染みの、ど根性チューリップ。(笑)
また今年も小路のレンガタイルの間から顔を出してきた。
この子の逞しさには毎年元気をもらっている。
元気をもらっていると言えば、ノラにゃんこ。
オジサンから貰うご飯をお行儀よく待って
美味しそうに食べる姿から私は元気を貰っている。
この写真は先日の土曜日の夕方で
この時は特に変わりなく、元気そのものだった。
ところが翌日、日曜日の朝は来なくて心配していたのだが
夕方になってやって来た時に見ると
あれ？ 顔が、何かおかしい…。
ノラくん、顔をよく見せて！
「こう…ですか？」
あ、やっぱり…だ。
何と！顔が…こんな酷いことになっていた。
ノラくん、どうしたの？その顔…。
「アハハ…面目ない。また、やられてしまいましたぁ～」
また、ですか？
今度は顔をやられちゃったんだね。
「ま、そういうことです！」
だから、今朝は来られなかったんだぁ～。
「でも大丈夫！こんなこと、日常茶飯事ですから…」
そう、なの？
「これくらいでめげるボクじゃぁありません！」
なら、いいけど…。
「あいつぅ～、今度会ったらタダじゃ…」
きっと、あの白ボス猫のことだね。
そうそう、次は負けないように、その意気で頑張って！
またまた手負いのノラにゃんこ。
山の中を一人で寝ぐらに帰って行く哀愁漂う後ろ姿を
エールとともに切ない思いで見送った。
山庭は日に日に春めいて、うららかな季節になって来たが
ノラにゃんこの春はまだ訪れないようだ。
