高尾典江のひとこと日記

Brasilian music&original
〜音が溢れる毎日になりますように

行間を読む

2009年10月31日 23時58分57秒 | Weblog
学生時代先生から、読書をするときには行間をよく読むように・・と言われました。

行間。


アルバムを作るときはいつもそうですが、今回のSonhoアルバムも曲間をすごく悩みました。

1曲1曲の間。

最終の音づくりにはもちろんメンバーもプロデューサーも、エンジニアも作者である私もいつもいつも悩むんです。ああでもない、こうでもないから、こうしたい、ああしたい、ここをちょっとこうしたい!!!とかこんな音に・・とかこの音は絶対遠くでとか近くで、、とか・・。
大きなスピーカーで聴いたり、ヘッドフォンで聴いたり、何気なく聴いてみたり、部屋の外・廊下で聴いてみたり・・・。
Mixをしながらいろんな場所で聴きながら、1曲ごとへの思いをどんな風にみなさんにお届けするか、どんなふうに皆さんのお耳に入っていくか・・を考えながら、想像しながら、1曲に、1音に、1秒に悩みます。


曲間。

あ、っていうタイミングでこのイントロが聴こえたい? 聴きたい??
この曲はどのくらい余韻に浸っていたい?? 

なんて。
何度も聴きながら、でも何度も繰り返し繰り返し聴いていると新鮮さがなくなるのでこれまたタイミングが難しいのです。


曲間を皆さんにどれだけ、どんな風に感じていただけるか・・。
どんな風に読んでいただけるか・・・。

1曲1曲を大事につくりました。
皆さんの感想が早く聞きたいです。
ぜひぜひ楽しみに待っていてください♪