高尾典江のひとこと日記

Brasilian music&original
〜音が溢れる毎日になりますように

今夜のゴンタ

2015年11月11日 02時07分51秒 | ワンコ
今日も夕方にお医者さんへ行って点滴して貰ってきました。尿毒症のための吐き気は防ぎようがなく、吐くものはないけど吐き気と戦ってる時があり背中をさすってあげることしか出来なくて胸が痛くなりますが、モグモグ食べてくれているからかちゃんと体重も増えてて一安心。
帰ってきてから、時々痙攣のようにピクっピクっとなるのと、左手左足~うーん、左側の前後の足~が融通が効きにくいのかちょっと踏ん張れない度が更に増してる感じ。でグルグルと右回りに同じところをグルグル。。

ご飯はそれでもむちゃくちゃ食べてます。びっくりするくらい。日に何度もです。これはきっと痴呆症が入ってきてて何回もおねだりして何回も食べる~なんだろうけど、吐いてないし食べられるうちは食べておけばいいか、と。
で、今夜のゴンタの夜泣きは12時前くらいから。いつものようにクゥーンクゥーンから始まったのですが、ちょっと夜泣きの鳴き方、泣き方が違った感じのワンワン、で。何をしてもおさまらなくて今度は抱っこ紐のスリングで抱っこしてゆらゆら。お友達に薦められて今日取り寄せた"愛犬と幸せ家族になる方法"っていう本を読みながらゆらゆら。本当は明日の準備をしたいところだけれど、何かヒントはないかとすがる思いで途中はしょりながら最後まで読み進んでいたとき、ふとそのまま外へ出てみようと。
ゆらゆら抱っこ紐でゴンタを抱いたまま玄関を出ると、外の空気にゴンタは泣くのをやめて鼻をクンクンし始めました。近所を散歩し出すと、ゴンタは身を乗り出すかのように首をぐっと外に向けて。
もう鼻も耳も目も衰えてしまっているはずだけど、白内障で真っ白になった目を光らせてクンクンクンクン、、

夜中の町内を歩きながら思い出したことがあります。
私が産まれたての頃~もちろん私の記憶ではなく後々両親から聞かされたことですが、私は夜泣きが酷かったそうです。その頃両親は会社の社宅に住んでいて毎夜の夜泣きにご近所迷惑になる、と母が私を抱いたまま父が車を出して夜中の町をずっと私が眠るまで走ったそうです。で、ようやく眠ったと社宅の階段を上って部屋の鍵を開けようとする頃にまた泣き出す、、で、結局一晩中車を走らせていたそうなのです。

ゴンタと夜中の町を歩いてるとそんな話を思い出したのです。
お家に帰る頃にはゴンタはすっかり心が落ち着いた感じになって、私の腕の中でおさまっていました。

私達夫婦には子供は授からなかったけれど、ゴンタは私達の子供みたいなもの。もしかしたら、"赤ちゃんが生まれてたらこんな感じだよ~"とか大変さと愛おしさを教えてくれてるのかも、と。ま、勝手に思っただけだけどね。

今、ようやく眠ってくれました。
ほんとに動物の介護にも一喜一憂。ゴンタの気持ちが少しでもわかってあげられるようになれたらいいな。
コメント
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