志貴皇子(しきのみこ)のよろこびの歌。石走る垂水の上のさわらびの萌え出づる春になりにけるかも(万葉集巻8-1418)、「命をし幸く良けむと石走る垂水の水をむすびて飲みつ(同巻7-1142)。皇子の歌二首がある。阪急千里豊津駅から北西に500メートルほどのところという。いちど訊ねて見よう。
午後、花壇に出る。雨で苗は潤っている。よしよし。見届けて南千里へ出る。梅林は紅梅も白梅も開花している(写真上)。なんやら枝に紙きれが風に揺れている。見ると俳句の「短冊」のよう。もうちょいきれいなかみやったらええのになあ。マジックペンらしきもので書いてはる。「じょうずにつくってはりますね」「そうですね」。あいづちを打つ。
梅林の横に文学碑が並んでいる。「石走る垂水の水のはしけやし君に恋ふらくわが心から」(写真下)。やはり万葉集巻12-3025の歌を書家が揮毫し近くに住む拓本家が碑にした。作者は不明。歌に刺激されて池の北端にある四阿で缶ビールを飲みながら句を考える。浮かばない。
空晴れて梅香りたつ昼下がり 愚老
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