ノーやん日記パート2

柳下の熊蝉

曇りのち晴れ。けさも熊蝉らがかまびすしい。それを「蝉噪」(ぜんそう)というそうな。「俳画入門」にあった。無駄な表現が多く中身の乏しい文章などは蝉や蛙の鳴き声のようにただやかましいだけ、と。愚老の日記はその類いか。濃密繊細な舞台芸術映像批評などを書く文筆家の文を読むと心も豊かになるが。先賢の才に肖りたいと思う。芭蕉・蕪村・一茶を師と仰いで綴ってきたこの10数年、しょせん蛙の子は蛙、蝉の子は蝉やなあと。けど、柳に飛びつく蛙も一幅の俳画になるぞと意地を張る。

 午前、K眼科へ緑内障の薬をもらいに。「眼圧が下がって来ましたよ。その調子で点眼を続けて下さい。薄暗がりは気を付けてね。白内障の方は齢やからね…」。「ありがとうございます」と言っていいもんやら。一瞬ためらう。お昼は冷や麦。

 午後、箕面の安売りスーパーへえっちらおっちら食料品の買い出しに出る。まだ、自転車で坂道の上り下りするのは大丈夫。箕面の山を見ると千里山駅前交番の巡査強殺未遂事件が思い浮かぶ。その後どうなったやろか。
        熊蝉のみえし俳画や柳下 昇龍子
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