ノーやん日記パート2

酷暑がつづく

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 晴れ。酷暑がつづく。朝、花壇に出て花がら摘みと水やり。「水やりたいへんですねえ」「暑い日がつづきますねえ」「ほんと」。「おはようございます。熱中症にならないよう帽子かぶって下さいよ」。これは看護師さんの忠言。「ありがとうございます」。水やりするだけで汗が出る。こういう日は動かず「安居」するにかぎる。といってもお経を読むんやない。ひまわりの中は元気に咲いている(写真上)。大はうな垂れている。

 寝ころんで面白い本を読む。落語本ではない。至極真面目な「日本語」の本。著者金田一春彦さん。漢字が昔中国から伝わった文字であることはみんな知っている。「上代、日本人は今の韓国の西部に建国した百済の国から漢字を学び、はじめて書籍に接した。文字というものを初めて見る日本人の驚きは大きかった。…」「だから最初のころは文字で書くものはすべて中国語だった。たとえば、聖徳太子の『十七条憲法』の第一条は、以和為貴…と書いてある」。いまでこそ帰り点、送り仮名をつけて読むが当時は「イーホウウェイクィ…」と中国読みしただろう、という。「日本書紀」も漢文だが同じように「古天地未剖」という書き出しは「コーテンティーミーフー…」と読んだだろう、と。という調子で日本語の成り立ち、発音、語彙、表記法、文法から見た日本語の構造・特色を解明している。俳句の季語にあらわされる季節感や言葉のリズム感、表現の豊かさなど勉強になる。

 猛暑日とは最高気温が35度以上。30度以上は真夏日というそうや。以前は酷暑日という表現がマスコミで使われていた。ぼくには「酷暑」がぴったりする。お昼はざるそばをして昼寝する。蝉声は昼から油蝉に代わる(写真下=蝉が鳴き続ける「千里みどりのさんぽみち」)。

空蝉の飛び立つときの小さき声 愚老
ざる蕎麦の天婦羅を買う酷暑かな 同

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%トホホwebry%}ななんと華氏100度が南部アメリカの酷暑の分かれ目デスか。病気の体温と同じじゃないですか。死暑デスナ!!!
fm
日本人は35度というのが酷暑の分岐点です。

私が夏のアメリカにいたころ、華氏100度というのが南部アメリカ人の酷暑の分岐点であったように記憶します。いま華氏100度を公式で摂氏に変換してみたら、37.7777777度となりました。

日本には街に時計がありますが、南部アメリカでは温度計が至る所にあります。摂氏40度を下回るとホッとした記憶があります。

日本では風が少しあると気分的に楽ですが、摂氏40度以上で風があると風を避けたくなりました。あの年の夏、大国アメリカで多くの貧困者が死亡しました。
ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}mikomaiさん、ありがとうございます。早く酷暑が終わってほしいですね。
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