国語文法の勉強

　曇り。寒い。定期健診の日で、心臓エコー、心電図、血液検査の全身チェック。予約制だったので時間待ちせず短時間で終了。近くの喫茶店でホットモーニングを取る。日本を代表する大新聞が沖縄の辺野古新基地建設の工事再開を歓迎する社説を掲げていた。情けなくなった。普天間基地の返還のためにと政府はいうがそんな取引などだれも望んでいない。沖縄県民の意思を踏みにじって強行する日米合作の事態を県民が願っているとでも思っているのか。新基地建設を喜ぶ新聞なんてニッポンの恥。前代未聞だぞ。

　久しぶりに風に当たると指先が悴む。手袋したままグッパグッパを繰り返す。帰宅してお粥を温め昼飯にする。卵を買って来いと言われていたのを思いだしスーパーへ走る。

　帰宅して、井上ひさしさんの「私家版　日本語文法」のつづきを読む。日本語の代名詞「コソアド」という遠近区分法や名詞、連体詞、副詞、接続詞、感動詞…につづく動詞の活用へきて大概の生徒はつまずくという文法の授業の話に昔を思い出す。

　国語文法の先生は太っちょの中年女教師だった。黒板に向かってやたらお尻をふって「品詞」やら「助動詞」やら書いていたように思う。そのお尻ふらふらに目がくらみぼくの心は文法とは別のところに向いていた。写真はきょうも南千里の梅林。
　　　　　　　　　　　　　　　木から木へ掛け声入る寒雀　昇龍子