大岡信・選「愛の詩集ーことばよ花咲け」を寝ころんで読む。老人が読むような本ではない。多感な青年諸君向きの本。その中に萩原朔太郎の「公園の椅子」という詩がある。
人気なき公園の椅子にもたれて
われの思ふことはけふもまた烈しきなり。
(中略…………)
われは指にするどく研げるナイフをもち
葉桜のころ
さびしき椅子に「復讐」の文字を刻みたり。
その昔、「青年諸君、団結したたかおう、なによりも祖国の独立と平和のために」と呼びかけた青年詩人がいたことを思い出す。コスモポリタンな愛国の「青年諸君」はいまどこにいるのだろう。拝米排外主義の無知なネトウヨ的若い衆が目につき鼻についてしょうがない。
葉桜やぼやき爺の現るる
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ノーやん
fm
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