シャープペンシルをなくしたので100円ショップで２Ｂの替え芯といっしょに買う。メモするつもりで買うたんやけどメモ帳がない。なので、落ち葉、木の実はメモせず、レジ袋につぎつぎ放り込む。通りがかりの人が怪訝そうに見る。グローブほどの大きなポプラの葉と思って拾って樹を見上げていると、品のいい媼が「それ、なんですのん」と訊く。「ポプラや思いまんねんけど…」。
ポプラは、ヤナギ科の大木。図書館で借りてきた本を帰って調べてみると、ヤナギ科にイタリアヤマナラシというよく似た樹の葉が載っている。拾った葉は縦幅20センチ横幅21センチ、葉柄11.5センチ。寸法が図鑑の倍ほどある。イタリアポプラというのもあるらしく、わが輩にはなんという樹の葉か判定不能。植物観察も簡単やないぞなもし。へんなことにはまり込みそうやなもし。写真上＝花とみどりの相談所前花壇の市制８0周年記念ハボタン、下＝千里みどりのさんぽみち
落ち葉踏むただざくざくとざくざくと 昇龍子
