晴れ。風あり涼しい。早朝、野鳥の囀りとともに東の空に明けの明星が燦然としていた。きょうは夏至(写真上=上新田4丁目花壇のランタナ)。まずネットのコロナニュースを見る。新規感染者、きのうは9都道府県64人だった。収束の気配はない。
You tubeを開ける。夏井いつき先生の「俳句チャンネル」が目に止まる。俳句はだれでもできるよと初心者に指南してはる。五・七の十二音のことばを日記やメモ帳などから採取しなはれ。それに季語をつければ、はい出来上がりよ。俳句は舌下千転するものというプロの教えとは真逆の教え。毎日俳句の駄作を重ねている愚老は思わず「わて、やってるでえ」と快哉したくなった。思えば俳句人口が増えているのはこういう先生のお陰やないか。「芸術」やなんて気取らずに。ぼくは、多作・駄作いっぱいの一茶を真似している。お昼は、冷やしきしめん。蕎麦つゆとゴマ・ショウガ・ネギ。サラダ菜に目玉焼き1枚とインゲン豆、マイタケ炒めを副菜に。
午睡。ちょっと寝すぎた。パッと起きて町内を徘徊。トト屋で「きずし有ります」の張り紙にふらふらっと。一舟買う。鬼の顔が浮かぶがきょうは父の日や。闘病中のMさんとばったり。奥さんの介助を得て頑張ってはる。父には父の矜持がある。別に威張っていうのではない。それは胸の内にしまいおくもの。それが父。わが父は電報のような手紙しか書かなかった(写真下は辺り一面芳香を放つ梔子の花)。
父の日の肴はこれよ鯖きずし 昇龍子