「きょうは春季皇霊祭ですね」。高齢のベテランがいう。「昔はそういうてたんですね。饅じゅうかなにかでたんですか」と聞いた。2月11日にはなにかもらったらしいが、記憶にないらしい。「春分の日は牡丹餅を食べましたよ」と70代の若手がいう。いまも祝日だが、なにを祝うのか、この歳になってもよくわからない。
わが出句は今回も0点だった。ただひとり。いつもながら情けない。詩情が乏しいのだろう。いじけつつも、くじけず、自分で自分を叱咤してるつもりの俳句。いじらしくないですか。ツッパリ親父の句は―
古稀という顔しげしげと雀の子
白木蓮ひと足早く来る朝
ありのまま帽子をはがす春疾風
宇治川を蹴立ててのぼる花うぐい
拙句はやっぱり恥さらしか。
花壇のチューリップがノースポールの脇から咲き出した。リナリアも横で咲いている。白木蓮や辛夷に続いて桜も咲き出した。自然は正直でいいなあ。
春分や走り咲きなる寺桜 天守
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