お昼頃、旧中央環状線道の橋のたもとで蜀葵(たちあおい)が美しい姿を見せていた(写真)。早くから目立っていた。ぼくの背丈より高く、直立した茎に下から順に花をひらく。去年も(5月27日)ブログに書いた。なので2番煎じを躊躇った。わがまち出身の市会議員さんから去年、「あの橋のたもとの花の名前は何と言うんですか」と訊ねられ、即座に「蜀葵です」と答えた覚えがある。間違っていなかったか気になって調べ直したが正しかった。
が、葵は種類が多い。野路葵・とろろ葵・紅蜀葵・銭葵・はい葵・冬葵・立葵・花葵など。歴史もすごい。「六万年前のネアンデルタール人が死者に手向けた」(湯浅浩史著「花の履歴書」)花という。「この御紋が目に入らぬか」の「葵の御紋」は、フタバアオイ、別名カモアオイという。それはともかく美しい葵と言えばこの蜀葵。わが花壇にもほしい。ほったらかしで咲く花や。
夕方、豊中緑化リーダー会の育苗部長・Tさんから電話が入る。「いまから、ミニひまわりの苗を届けに行く。家に居てるか」「居てるで。ありがとう」。30コ配給。すぐD花壇に植える。土を掘り起こして土壌改良して待ち構えていた。うれしいね。もうすぐマリーゴールドの苗もできるという。だんだん植え付けのメハナがついてきた。
「ちょっと動くと汗かくなア」「ほんまや」。「いつもご苦労さんです」「ありがとうございます」。「この葉の縮れは病気?」「そう思ったけど違うらしい。(ビニールハウスから地植えした)環境の変化に対応できんかった現象らしい」。花壇にいると必ず声をかけられ対話になる。嬉しいね。
ひまわりや咲くときそっと教えてや 愚老
蜀葵なんで梅雨季分かるねん 同
不思議やナ向日葵どっしりゴッホなる 同