愚老は使い捨て浪費型社会に慣れ切って機械類を補修・維持する頭がまるっきしない。パソコンに限らない。ラジカセやカメラや自転車だってそう。ラジオの組み立てに熱中した時期もあったが携帯ラジオが幾種類も溜まって大かたごみ処分した。
朝、町内を徘徊後、部屋に戻って「蕪村全集」六絵画・遺墨を見る。画集は、題名数で577作。作品の数大小830点。俳画の124作188点も加えると。700余作1000点を超えるすごい量。よう描いたもんや。多くは個人蔵で美術館や博物館蔵はその一部にすぎない。実物でなく展覧会図録や写真のものもある。これだけ大量の絵を一冊の本に収めた編集者の努力に敬服するとともに5尺そこそこの蕪村のどこにそんなバイタリティがあったのかと驚く。
芸術作品はひとつとして捨てられない。ここまで蕪村の絵を集輯できたのであれば、蕪村生誕300年のことし大阪か京都か兵庫で、蕪村の大絵画・俳画展の開催をできんもんやろか。昨年までS美術館で開催済みのようでいまさら遅いのかもしれん。日本の貴重な文化遺産。秋でもいい。開催してほしいな。写真は、蕪村全集六巻から上=漁父図(浪速四明筆)、中=守武・貞室・宗鑑・芭蕉・宋阿など14人の俳仙群会図(朝滄写)、下=猛虎飛瀑図(謝長庚図)
雨風に向かう鳶や鴉かな 竜昇子
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事