ユリノキ落ち葉

　雨のち曇りのち晴れ。一日あったかい。朝、豊中市立千里図書館からの連絡でマメ科資料の閲覧に行く。二冊府立図書館から取り寄せていただいた。「マメ科資源植物便覧」(1989刊<財>日本科学協会)と「世界有用マメ科植物ハンドブック」(昭６1幸書房刊ジェームズ・A・デューク著・星合和夫訳)。前著は「和名索引」があり、数えると５９８種のマメ科植物が載っている。後著は、米農務省ベルツビル研究所の博士の著作で「有用マメ科」とある通りマメ科全種ではない。それを前提に、和名のマメ科５９８種、有用マメ科で６１属３３１種がわかった。

ユリノキはモクレン科。５月ごろチューリップに似た花を咲かせるのでチューリップの木ともいう。葉はグローブほどの大きさになり、職人の半纏に似た形になるのでハンテンボクの名もある。千里北町の公園脇に枯葉が落ちていた。なぜか憐みを覚える。

　妻は、夫に先立たれた和泉の友人を見舞いに出かけた。わが輩ひとりの夕食はカツオのたたきと夕べの残りもの。写真上=千里北町、下=曽根の豊島公園
　　　　　　　　　　　　　　　百合木落ち葉土手に七八つ無残やな　昇龍子