千里中央公園の安場池に鴛がツーカップル。軽鳧がワンカップル。見知らぬ鴨らしきカップルもいる。鵜と青鷺が池の倒木に。静かな森の中、水鳥たちが鳴きもせず過ぎ行く時に身をまかせている姿にしばし見惚れる(写真上はクロガネモチ)。公園の展望台から箕面連山の積雪を眺める（写真下）。カラスがコソ泥のように樹間を渡る。路上でカラス数羽が鳩らしい鳥の死がいにたかっている。ぞっとした。
千里南公園。ここも人はまばら。大年にカメラを立てて野鳥を狙っている人がいた。軽鳧は池の南側で23羽が悠々と泳いでいる。鵜が池の中央に3羽、警備員のように突っ立っている。そこへカラスが一羽、軽鳧を狙って襲撃を繰り返している。軽鳧は驚いてはばたきカラスに水を掛けて防戦している。ぼくは、いたたまれず堅そうな松かさを拾ってカラスに近づく。さっと逃げた。ことしもカラスとのたたかいに闘志を燃やす。
鴛の遠目にきらり水の音 愚老
大年や厨に火ありありがたき 同
吹雪く池軽鳧悠々と泳ぐかな 同
