愚妻のメモをもって吹田まで正月支度の買い物にでる。途中1000円の理容スーパーによる。先客4人。客椅子で週刊誌の仙谷官房長官の辣腕ぶりの記事を読み終わったら、「お次の方どうぞ」。早いなア。さすがスーパー散髪。「ひげ、おとしはりましたんか」。よう覚えてはる。「うん、間違って剃ってしもたんや」。「もうはやしまへんのか」「顎鬚だけではカッコ悪いしな」。「そんなことおまへんで」。この理容師さん、あんまりきれいとは言えぬ口髭はやし「髯は、手入れが大事でっせ。きれいにせんとできもんがでけたりしまっさかいな」。ごちゃごちゃ言うてる間に散髪終わり。早いなア。手間ひまかけるほど毛がないんや。
吹田の安売りスーパーへ。白菜一玉198円。どういうこっちゃ。値下がりしている。先日目にとめた500グラム1580円の数の子。「あれはどこ?」「売り切れですわ」。みんなよう知ってはる。買い逸れる。段ボールに入りきらないほどメモを見ながら買い物をする。精肉店の半額セールに行列ができている。並ぶ。男はぼくひとり。たいがいの人は100グラム1500円もする肉をキロ単位で買っている。だんだん並んでいるのが恥ずかしくなってきた。ぼくは高々500グラムの買い物。
千里山の坂道を自転車漕ぎながら南千里についたころには車がライトを点けて走るほどの暗さになる(写真上)。道路を枯葉が舞いあがり雨が降りだした。しばらくすると雷がごろごろと鳴った。牛首ヶ池の軽鳧たちは池の北と南で元気に泳いでいた。怖がる様子はない。ことしも、「もういくつ寝るとお正月…」や。仲よしになろうな。ぼくの顔覚えてくれたかな。
爺ひとり精肉セールの列にあり 愚老
寒雷を怖れず軽鳧水尾引く 同
寒雷や買い物メモを端折って 同
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ノーやん
fm
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