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ノーやん日記パート2

小雪の悟り

 「しょうせつ」と読む。立冬から15日目。寒さも雪もまだちょっぴりや、という頃を言う。それからさらに15日後の大雪はほんまもんの冬で、「たいせつ」という。ここ数日の大阪は、木枯らしが吹き、気温は最高10度前後、最低1度そこそこで、身体が縮みあがるほどだった。
 霜が降りたら育苗中のもやしパンジーがたいへんだ。朝方見ると、霜はなく大丈夫だった。寒さに耐えてたくましく育っている。こうでなくっちゃ。わが身も寒さに立ち向かわなくては、とショベルを出して、土おこしをはじめた。「寒い中ごくろうさまです」。声をかけてくれる。こっちは、身体を動かしているからホクホクで、鼻水はでるがちっとも寒くない。「ありがとうございます。お宅こそ風邪ひかんよう気いつけてくだいさいや」。行き交う人は、前かがみ気味で、いかにも寒そうだ。
 わがマンションのボランティアグループが、パンジー、アリッサム、シクラメンなどの花苗を量販店でまとめ買いし各花壇に植え付けた。春の準備が整った。いよいよ本格的に冬に入る。
 千里公民館で月例句会があった。「男の子がリースを作る冬が来る」。拙句に1点いただいた。先日も書いたが、綿の実と赤唐辛子とモミの木の枝に鈴をつけたリースというのを生まれてはじめてつくったのだ。もう一句、「ユリの木の実は木枯らしに縮めおり」。こっちは 0点だった。「ユリの木」ってどんなんですか。どんな実がなるんですか。聞かれて「街路樹です。実は松かさのようですが、薄くて、、、たいがいは飛び散り、、、実になるのは珍しいそうで、、、」。しどろもどろの答え。そんなのを句にしてだれが分かるか、ということだろう。俳句にいまだ開眼できないのは、大方こういう独りよがりな句をつくっているからだろうと悟った。
小雪の朱を極めたる実南天 風生 
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