夕方、義弟から津和野の病院に入院中の100歳の母が意識のない状態にもかかわらず、一日でも退院しなければならないと病院から言われた、と妻に連絡してきた。老人病院がなくなり長期入院ができないことは常々聞いてはいたが、まさか町長さんからじきじきに百歳祝いを頂いた義母までがそんな仕打ちに合うとは。頭がかっかしてきた。義弟はうろたえている。そんな非情なことがまかり通っているのか。この世の中は。長女の妻は歩行も困難な狭心症の身で駆けつけて母を介護することもできない。
非情な世。蕪村の時代がどうだったのかな。ふと思いを馳せる。叶わぬ恋がお手打ちにあった句とかはあるが、冷酷・非情な物語は蕪村句にはない。蕪村自身は一茶とも違う境涯だったようだが出自を語らず。浪速を発ち京・江戸に向かい画俳両道に研鑽を積み出世した。その出生地・毛馬は蕪村の懐旧の情やまぬ土地だったはず。わが猿投村大字四郷字天道のような。今晩は娘の誕生祝をする。フルーツ山盛りのケーキを買って。写真が淀川毛馬堤の蕪村句碑と毛馬の閘門。
冬の月毛馬の堤の句碑照らす 昇龍子
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ノーやん
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