ノーやん日記パート2

哲学を追求したアテナイ人にハッとして

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 晴れのち午後から雨。温かい。ウィーン出身の美術史家E・H・ゴンブリッチ著「若い読者のための世界史」を読む。キリスト誕生前のギリシャ・アテナイ人がやったことは「真理」と「美」だったという記述に括目した。全市民の会議・民会では、「人間はなにをなすべきか。何が善で何が悪か、正、不正とは何かなど、人間の生きる目的とことがらの本質が追求された」と。「根拠をあげての論争、すなわち哲学はやむことなくつづけられているのだ」とも。このくだりを読んで今様日本政治の反哲学化現象に唖然とする。虚偽・隠蔽・不正・不義なんでもまかり通る世。これをたださねば日本は世界史水準で紀元前社会に戻ることになる。

 先日、「1000億年前」の「歴史」記述にクレームをつけたが、本書は、宇宙ビッグバン説が叫ばれる以前の1935年、著者25歳のときの著作だった。歴史認識は絶えず発展するものだということをわきまえずに書いたこと、訂正しお詫びする。昼は名古屋の即席きしめん。午後、老人会のパワーアップ体操へ。

 パワーアップ体操から帰宅すると、愛知県猿投村立猿投南部小学校以来の友人K.M君の訃報が届いた。東大出の秀才で祖父は衆院議長も務めた。長く文通もつづいた。いろんな出会いの場面が浮かぶ。上新田の焼肉屋で歓談したこともある。豊田市では同窓会や懐かしい猿投村を車で案内してもらった。タイル業の経営者でローマなどのまちのタイル美術を語ってくれたのが最期になった。合掌。
          黄落や友の訃報に蘇る 昇龍子

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%トホホwebry%}順番が来たのかなと思います。
fm
訃報は色々なところから聞きますね。暴力団にはいったk君。やはりストレスが多い職業だったのかな。それとも新興のマフィアにやられたのか。先生のビンタを和らげた身のかわし方が見事だった。
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