作業しながら、ぼくの帯状疱疹後神経痛をご存じのHさんが、奥さんのヘルペスのことで訊く。症状は千差万別なこと、治療は注射や薬だけに頼らず、なにか打ち込むことを見つけることという話をした。Hさんの奥さんは利き手の右の手が痛むらしく家事もできず、Hさんが引き受けているという。「えらいんじゃ。わしも」。広島弁でニコニコしていう。「奥さん、だいじにしなはれや」。他人にはかくいう愚老もきょうは、妻が体調不良でわが輩が家事賄いをする。夫婦はもちつもたれつやなあ。しみじみ思う。
ときどき思う。どっちが先に“さいなら”するんかなあ。「わしゃ、先に逝きたいねえ」。これ、男の勝手か。平均余命が男も80代になったいまやけど、あまり長生きしたいとは思わん。世のことは若い連中にまかせ男の老人はよ「さいなら」するのも“社会貢献”かもしれんぞ。老いても才能のある人は別やけどな。(写真上=みどりのさんぽみちのナンキンハゼ。下=落ち葉を掃き集めるさんぽみち)
蓑虫の葉っぱ一枚ぶら下がる 昇龍子
爽やかや道路を掃いてお茶啜る 同
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ノーやん
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