「オンリー・イエスタディ」の続きを読む。きょうは「十章 アルコールとアル・カポネ」。ダジャレのような章。本場アメリカのギャング映画を観ているよう。アルフォンス・カポネ。ナポリ生まれの暴れん坊が禁酒法下のアメリカで大活躍する。「ゴッドファーザー」という映画を思い浮かべる。ギャングの射撃シーンも米軍のゲリラ掃討作戦とダブる。刀で人を斬る日本人も残忍だが銃でダダダッとやるのもねエ。
1920年代半ばのアメリカ。禁酒法下の密造・密売はギャングが一手引き受けの仕事だった。アル・カポネ一家は、酒類で6千万ドル。賭博等で2500万ドル。恐喝等で1千万ドルのギャング収入を得たという。アメリカ経済の下部構造を支えた。酒類の製造販売は合法的な21世紀の日本では、いまギャンブルも合法化する動きが顕著。カジノは解禁。いわば“地下的経済”政策。行き詰まった資本主義経済の救済策なれば世も末か。それをただす経済人・政治家・思想家・哲学者はありやなしや?
世も末と嘆くばかりの桜かな 昇龍子
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ノーやん
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