青春切符・越前日帰り旅行想い出日記の続き。今庄宿の旧街道を散策した後マイファミリーは福井に向かった。昼食を福井の街で取る。ソースかつ丼という珍しいトンカツ屋を娘が案内してくれた。行列して順番を待った。人けの少ない街で珍しい光景。どんぶり飯にトンカツが3枚。それにソースをかける。ネギ、タマネギ、卵いっさいなし。満腹する。若い人向きの店やな。福井駅前の街路はひじょうに広い。チンチン電車が走る。車の交通量は少ない。駅に戻り、永平寺直行バスを探す。まごついていると親切な女性ガイドさんがバス切符の購入を全部してくださった。福井の人はなぜこんなに親切なのだろう。
永平寺は巨大な観光施設だった(写真上)。ぼくは白装束で上るような厳かな寺院と思っていた。それは大違い。500円の入館料を払い靴をビニール袋に入れて、観光客が続々この寺の施設・文化財を見て回る。開祖・道元禅師の教えを説く人はいない。愚老は参観者の流れについてただ歩くだけ。一時間もかからず出口で妻と娘を待つ。歴史好きの妻は法堂の阿吽の白獅子が金ピカで珍しいという。美術史好きの娘は仏殿の欄間がすごいという。ぼくは「ふ~ん」。ひたすらお茶を飲んで待った。中国語で会話する青年が蓮の花(写真下)を借景に記念写真を撮っていた。
芭蕉は、「奥の細道」に「五十丁、山に入て永平寺を礼す。道元禅師の御寺なり」と書いている。芭蕉が訪れたという話は参観者用パンフレットにはない。禅僧はみんな若い。この大寺院を維持するため毎日汗を流しているのだろう。お勤めご苦労さん。
禅寺の七堂伽藍巡る秋 愚老
念ずれば蓮の花咲く永平寺 同
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ノーやん
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