「痛みとのたたかいの歴史」を読む。クレオパトラが、チョウセンアサガオの一種マンダラゲを飲んで「退屈な時間を眠って過ごした」という興味深い話が書いてある。シェイクスピアの物語にあるそうや。日本の華岡青洲も患者の全身麻酔にマンダラゲを主とした通仙散を使ったという。
痛みの治療で「音楽の鎮静・鎮痛効果」の話は、とくに興味深い。著者が全身麻酔を受ける患者を対象に15分間好きな音楽を聞かせたら、安静状態を示す脳波のα波が音楽聴取開始後約2分後から出現し、持続したという。ぼくも、何かの本で音楽効果のことは読んだことがある。実際、通院中のペインクリニックも眼科もバックグラウンドミュージックを流している。なるほどなと思う。
モーツアルトを聴いてなんとなく痛みが和らぐ感じがする。お昼はさくらんぼ入りの冷や素麺。
午後、NPO花ネットの会合に8カ月ぶりに出席。近く年次総会がある。ぼちぼちやりますと、理事長さんに挨拶する。曽根まで来たついでに、リーダー会で種まきしたマリーゴールドなどの育ち具合(写真上)を見に花とみどりの相談所に立ち寄る。帰路、山桃の葉が茂る街路樹を通る(写真下)。蕪村が眠る京都・金福寺の山桃の大樹を思い起こす。
神経の傷を癒さんモーツアルト 愚句
山桃の茂るころかな金福寺 同
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ノーやん
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