ノーやん日記パート2

南千里の梅林・白梅

 雨時々曇り。気温は上がり目。成川武夫さんの「芭蕉とユーモア」第五章「『野ざらしの旅』と蕉風開眼」を読む。貞享元年8月、41歳のとき芭蕉は8年ぶりに故郷伊賀上野に帰り亡母の墓参をしたが、墓参後大垣の門人谷木因と“狂句商い”の旅をし、各地の連衆と俳交した。その話が一章使って分析される。なにせ哲学者のユーモア分析なのでソクラテスやプラトン、フロイトまで登場する。ちょっと面食らう。

 狂句木がらしの身は竹斎に似たる哉。山城で狂歌の才があったという架空の藪医者・竹斎に自分を見立てて大垣、名古屋など各地の連衆にあいさつを交わす芭蕉の句を蕉風開眼の句と著者は見る。そこに秘められた「自己風刺的アイロニー」を縦横斜めから分析する。難しいといえばむつかしく、面白いと言えばなるほどと思わせるおもろい章やった。昼は名古屋のきしめん。

 午後、雨が止みかけたので南千里の梅林へ散策(写真上中下)。人気はなくイカルが口笛のような澄んだ鳴き声を公園中に響かせている。マンションへ戻る途中、野良猫に餌付けしてしている竹藪のフェンスに保健所と市が餌付け禁止と不法投棄禁止の張り札をしてくれていた。野良猫の捕獲はできないそうなので経過を見るしかないな。
            雨雫溜めて鳥呼ぶ梅の花 龍尾
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コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}おっしゃるのは分かりますが所得が1ケタ違います。それでもいなごやドジョウを食べていたころからすれば豪勢なもんです。標準家庭の標準料理を閣議決定し全家庭に保障したらどないだす。
fm
1尾たった100円?そういうしみったれた人ばかりいるから、日本の景気はなかなか良くならないのです。美味い不味いよりもお値段で食べましょう。私に言わせればお値段が2桁足りないのですよ。…某国首相談
ノーや
https://55926699.at.webry.info/
{%笑いwebry%}それですよ。穴子は尼崎の波止あたりで獲れる“低級”魚やから安倍さんなんぞは口にしないでしょ。寿司ネタにしても鰻以上だし天ぷらにすれば最高級品ですよ。1尾たった100円で。
fm
「雨雫溜めて鳥呼ぶ梅の花」

春先の長閑な雨の情景が描写されています。佳作!

ところで安倍さんと同席できるはずもないノーやんさんですが、「楽亭」には穴子天ぷらは出てくるのでしょうか?
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