ノーやん日記パート2

塀の中の槿

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 晴れのち日が射すうすぐもり。明け方東の空に明けの明星が輝いた。その上に木星も大きく輝く。15日には月齢25という細い月が登場する。朝の4時ごろから晴れれば見逃せない。茜色の空の移り変わり。外に出て佇めばだれもが詩人になるに違いない。

 朝、千里西町の千里局花壇の当番。緑化リーダー会が育苗したバーベナ、ケイトウ、バジルをスタッフ10人余りで植え付ける。9時に始まって10時すぎには終わる。集団作業は早い。作業中にもいろいろ会話し勉強する。アスペルラの種とマツバギク、シロタエギクの切り苗をもらって帰る。途中、スーパーでアナゴ天を買う。

 昼は自ずとざる蕎麦。穴子天ざるで満腹する。午睡。午後、ニンジンを買いにスーパーへ。一本88円かア。うん、縁起のいい数字だけどちょい高いなア。で、南千里のスーパーまで走る。う~ん、3本で158円かア。なんでこんな高いねん。しゃアない。財布の中の残り少ない大金をはたいて買う。

 マンション街のあちこち槿(むくげ)が咲いている(写真)。庭木。夏に咲く数少ない花。アオイ科の落葉灌木。葵に似た五弁花。正確な原産地は不明だが中国とみられる。紀元前9~7世紀の「詩経」に「舜」の名で出ている(湯浅浩史著「花の履歴書」より)。花期は長いが一つひとつの花の命は短い。多くは朝開いて夕方しぼむ一日花か、朝夕の開閉を数日繰り返して後散る。韓国名は永久の花「無窮花(ムグンファ)」。ムクゲの名は朝鮮名から来ているのではないかと湯浅さんは見る。明るい花でありながらなんとなく苦難の歩みを感じさせる。

微笑んで槿は塀のなかにあり 愚老

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、ありがとうございます。槿は目立たない花ですが夏には目立ちます。
fm
「微笑んで槿は塀のなかにあり」

感じの良い花が題材だからでしょうか、感じの良い句にまとまりましたね。秀句!
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