内田樹×石川康宏「若者よマルクスを読もうⅡ甦るマルクス」を読む。いまどきなんでマルクスやねん。その前口上がおもろい。きのうも書いたが「論理の飛躍」がすごいという内田先生、マルクスの「類的存在」という言葉に惚れ込んだらしい。この言葉、孔子の「仁」という論語にある言葉に近いんちゃうか、と。さすが思想家。「仁」ねえ。あの人は仁徳がある。言うなあ。その仁かな?ファジーにそう思う。それとマルクスの「類的存在」が繋がるの?人類みな兄弟の類かいな。ボケ老人の頭がひくひくする。
石川先生は、なんでマルクスやねんといえば、「自立した精神と変革者としての気概」とあわせ、現実分析の「理論的導きの糸」を得るためという。殺伐としたこの世、人を蹴落とす手練手管になんぼ長けてもあかん、とわかっちゃいるけど流されていく。そういう自分に気付いた人(老人でもいい)にはぜひお勧めの本。身体はついていかんかて頭の体操にはなるよ。オイッチニイ。
冬立つや鯉の背びれを眺めつつ 昇龍子
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ノーやん
fm
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