作家・小沢信男さんの「俳句世がたり」の続きを読む。広島の爆心地で在日朝鮮人老婆のひとこと、3,11福島原発事故後の光景、首都新宿のホームレスの青テントの強制撤去、北海道山中行方不明になった大和少年の無事発見ニュースなど昭和・平成の世相を、軽妙かつクールなタッチで綴る。共感するところ多々。アベ政治への憤懣たらたらだが直情径行のわが輩のように「革命」を叫んだりはしない。ま、イロニッシュな一茶調か。一茶も句帳に行き倒れ、火事、辻きりなど世相を小まめに書き留めている。
「平成」の元号が来年5月に替わる。「天命があらたまること」を「革命」という。世代わりのこと。けど、「大日本帝国憲法」と違って主権在民の「日本国憲法」のもとでは元号が変わっても「革命」とは言わない。「革命」は18世紀のフランス革命、19世紀の産業革命、20世紀のロシア革命などに用いられてきたことば。けど21世紀のいま革命の世紀を迎えているのではないかと言うのが愚老の言い分。写真上=ナデシコ、下=ジニア。
革命の近からんこと冬兆す 昇龍子
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ノーやん
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