ノーやん日記パート2

ガタロ池

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 晴れのち曇り時々薄日が射す。花がらを摘まず様子だけ見て回る。寒さ少し和らぐ。北海道の猛風雪で送電線が倒れ、大規模停電が発生したというニュースに驚く。まだ見ぬ土地のみなさんにお見舞い申し上げる。物持ちの良い賢妻が石油ストーブを廃棄しようとしていたらしいが、ニュースを見て急に停電への備えを口にしだした。去年は確か5月ごろまで使った石油ストーブ。まだまだお世話になるナ。

 町内の路上で線路工夫のIさんと独居老人のMさんに会う。Iさんは病院帰り。「朝はよ出たのにいま帰るとこや。体重が2週間で6キロも減ってな。おかしいんや。血圧の薬もろて帰ってきた」。「ごはん、ちゃんと食べてんの」「朝一食だけ」「ご飯?パン?」「うどん」「そら…」。あかんとも言えず言葉につまる。坂道を自転車で登れず降りて登る。目まいがするという。「お先に」と言って帰ったが気にかかる。高齢のMさん。坂道を杖付いて登っている。「どこ行ってきたん?」「おでんが食べたくてね。そこのコンビニへ。おいしいの」。あちこちおでんを食べ比べしているらしい。独り住まい。食べる量も少しに違いない。身体が不自由になったときのことを考えなくては。

 お昼は即席ラーメン。千里中央へパンとプリント用紙を買いに行く。帰りに東町の長谷池による。以前、梅棹忠夫さん(元国立民族学博物館長)が住んではった頃「ガタロが棲んでいそうな」と形容していた池。新都心のどまんなかに鴨や鷭、蝶や蜻蛉が生息し四季の表情を見せる不思議な空間。あまりに出来すぎた景色なので句づくりがむつかしい。(写真上=千里東町公園の長谷池、下=同池を囲むメタセコイアとカエデの紅葉)

秋色の全き河太郎池の午後 愚老

コメント一覧

ノーやん
https://55926699.at.webry.info/
{%うれしいwebry%}fmさん、都市の中の自然というのも不自然ですが生き物はそれでも生態系をつくります。不思議です。
fm
「秋色の全き河太郎池の午後」

人の手が入り、超自然的な生命はもはや存在しない世の中になりましたね。ちょっときれいすぎる池。
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