大げさに言えば日本資本主義の権化逮捕事件といえようか。ゴーン会長のけた外れの報酬に株主も文句をつけていた。それを意識して実際より半分に見せようとしたのではという推測もできる。が、コトの核心はそこではない。コトホド左様に高報酬を可能にした秘密はなにか、ということ。ルノー社から日産へ来て1999年以来矢継ぎ早に強行した首切り、工場閉鎖、下請け切り、生産ラインへの派遣労働者導入など「コスト・カッター」の異名を取るほどの非人道的な経営手腕を「合法的」に発揮した。その“果実”をわが懐手にした。それにメスを入れるのは、司法の手では不可。日産の労働者諸君と国民の正義の声の連帯で徹底的なメスを入れるしかない。そのときが来た。
ふと、吸血鬼のような資本主義を告発したマルクスを思い出す。ゴーン容疑者は、現代日本資本主義の権化のよう存在や。彼は逮捕された一頭に過ぎない。同輩陸続とする。昼は、たぬき蕎麦プラスシメジと生卵。午後、老人会のパワーアップ体操へ。人間、一日中ムカムカしていることはできないね。写真上=シャリンバイの黒い実、下=3丁目高級マンション玄関に咲く赤い花。
寒空にパリより聞こゆ革命歌 昇龍子
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ノーやん
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