わやくちゃ市長の退けどき

　晴れたり曇ったり。しゃきっとしないお天気。午前中、自室で「スターリン秘史」②のつづきを読む。1930年代後半、スペインとフランスで起こった反ファッショ人民戦線の政府に共産党は加わるべきか否か。コミンテルン(スターリン=ディミトロフ)が両国の共産党に異なる指示をした。それははなぜか。革命家であり、思想家でもある不破哲三さんは、社会主義とはまったく無縁の専制主義と覇権主義に転じたスターリンの思惑を暴く。

　大阪市の存亡をめぐるニュースに朝からやきもきする。橋下大阪市長が官邸を介して仕掛けた「都構想」＝大阪市をなくし５つの特別区を設けるーの賛否を問う住民投票。形勢不利に傾いたと見るや、再び橋下維新が官邸に泣きついたという。官邸側は「できる限りのことはする」そうな。壊憲政治と大阪をわやくちゃにする都構想の闇取引。こんな取引する人は市長とは言わん。市を殺す「死長」と言うべし。市長と言うのんは、市民を愛し、大阪市を守ることに情熱を傾ける人のことを言う。こんな軽薄の人を市長にした市民も反省せなあかん。