部屋に戻って、小出裕章さんの「原発のない世界へ」を読み続ける。原爆被害の体験から日本は目に見えぬ放射能を体内に取り込んだ被曝の恐ろしさを知己している。急性障害だけではない。晩発性障害もある。年月が経って現れてくる障害。原爆被害者がいまも続いているというのはその証だ。
被曝線量が何ミリシーベルト以下だから大丈夫という「しきい値」はない、どんな微量でも危険と小出さんはいう。こんな物騒なもんを抱える原発を地震列島日本に54基も立地している危険も明らか。安全をうたいながらわざわざ大都市から離れた過疎地に立地しているわけも分かった。原子力は即刻辞めるべし。辞めてもちっとも困らない。小出さんは生活者の目線で世情ふりまかれている疑問に答えながら科学の目で明快に答えていく。国民必読書やで。これは。故郷を遠くにありて想う。
餅を焼く故郷雪の大家族 龍尾
臨界へ反原発の餅膨る 同
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