けさも、樫ノ木公園を通る(写真上)。公園内の藪の中で鶯が鳴いている(写真下)。まだ新米なのか、ホーホケキョがうまく歌えない。上5の「ホ―」まではよい。中7の「ホケ」もまあまあ。しかし下5の「キョ」が不出来。「ホ―ホキヨ」と腰砕けに歌う。ふつう若鳥は成長から倣い覚えるそうだが、この公園には歌い方を教える大人がいないのか。
うぐいすの鳴き方はなにも「ホーホケキョ」と決まっているわけではないらしい。「出雲国風土記」には「ホホキ鳥」とある。「ホホキ」と啼くからやそうな。昔の話だから「ふ~ん」というしかないが。「うぐいす」という名前も「ウクヒ~ス」と啼く鳥やからそうや。ほんまかいな。
清少納言の「枕草子」41段にうぐいすの話が出ている。「鶯は、ふみなどにもめでたきものにつくり、聲よりはじめてさまかたちも、さばかりあてにうつくしき程よりは、九重のうちになかぬぞいとわろき」と。九重すなわち宮中で鳴かず「あやしき家」すなわちみすぼらしい家の梅の木にきてかしましく鳴くのは如何なもんか、とケチをつけていなさる。そんなのうぐいすの勝手でしょ。きょうの昼はざる蕎麦。「あったかいですね」マンション上階のMさん。「朝は寒かったのにねえ」。気温の差が大きい。風邪に用心。
うぐいすやむつかしかろう下五音 昇龍子
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事