9.19戦争法強行採決に抗議する

　曇りときどき日が射す。日中ちょっとむしあつい。戦争法案がきょう未明、与党など多数で可決・成立したという。野党5党は国民の抗議の声とともに徹底抗戦した。安倍首相は4カ月かかってやっと対米公約を果たせたと胸なでおろしているかもしれん。しかし胸なでおろすのは早い。米軍への兵站、戦乱地への派兵、米軍を守るための武器使用、さらに日本は攻撃もされていないのに他国の戦争に参加する集団的自衛権の行使等々の立法化。立法をまたずにすでに内密に進行している米軍との共同作戦の具体化容認。これらのいったいどこに「日本の平和安全保障」があるのかね。憲法九条―「武力による威嚇」「武力の行使」は「国際紛争を解決する手段」としては「永久にこれを放棄する」に真っ向から違反する戦争行為そのものではないのかね。愚老は法案の強行採決に満身の怒りを込めて抗議する。

　日本中に根を張った「戦争させない。9条まもれ」「あべはやめろ」の声。それに逆らっての国民不在・反民主主義の採決劇。１億国民は容認しない。必ず大きなうねりとなって「あべ包囲網」を広げ歴史の審判、いや来年の参院選で自公惨敗の審判をくだすだろう。いやそうしなければ日本という国の国際的信用も失うだろう。

　戦争法だけやない。沖縄新基地強行、原発再稼働強行、こっそり強行の可能性のあるTPPもある。国民の利益と平和を害する悪政に国民が黙って従う時代ではないことを知るべきや。

　午後、新田小で「敬老のつどい」があった。小学生らが合唱などで励ましてくれた。ありがとう。この子らの未来を思うと悪政許さぬ決意が胸にこみ上げる。きょう夕刻、千里中央で抗議の駅頭宣伝があるという。参加した。「来年の選挙で自公はおとさなあかんで」の声。ビラを受け取りに来る人少なからず。日本の深部でいまなにか起こってるな。実感した。 写真はサルビア(上)とキバナコスモス(下)。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　敬老の日とて腹立ちおさまらず　昇龍子