午後、南千里の千里図書館へ。読み途中の沼田真佑さんの「影裏」が目当て。きょうも貸し出し中。さすが芥川賞受賞作、売れっ子なんや。ふだん買わぬ酒屋さんで愛媛松山の酒が半値であったので買う。日本文化を深く味わおう。
千里南公園で吹田市の「はなみど千里情報センター」が「花と緑のフェア」を開催していた。94回目という。わが豊中よりかなり先輩のよう。各テントに「樹木医さんの森の診療所」とか園芸の相談コーナーなどが設けられていて終日賑わっていた。「きのうの十三夜、よかったですね」の声を聞く。しまった。見損ねた。
ことしは小林一茶の没後190年。だれもが浮かぶ一茶の句ー「我と来て遊べや親のない雀」「雀の子そこのけそこのけ御馬が通る」。継母と折り合わず若くして旅立った一茶は、自身の境涯と重ねて雀の句を多くつくった。俳人で日本文学研究者の坪内稔典さんによると、一茶の雀の句は約100句あるという。
そこで、「一茶句集」や「七番日記」などをひっくり返して数えてみる。35句ほどはすぐ分かったが あとは分からない。「おらが春」に記す「爪を咥へて門に立つ」子の姿は、60年安保のころ、土門拳が写真集にした「炭鉱の子ら」を想い出す。ともかくきょうは文化の日。日本国憲法がめざした「自由と平和」の世をわがものとしよう。写真上は、「カナダ先住民の文化力」展から、下は、吹田市が千里南公園で開催した「花と緑にフェア」のスナップ写真。
文化の日一茶の句雀数えおり 昇龍子
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ノーやん
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