10時過ぎ小止みになる。パンと牛乳を買いにスーパーへ。「風が強いですね」。ビニ傘をすぼめて。北の空模様を見る。雨雲がとぎれとぎれや(写真上)。ピンクの夾竹桃が鮮やかや(写真下)。坂を下るとトト屋から鰻を焼く匂いが漂ってくる。「う~ん。うまい。ここで昼飯食うてたら病院行きかナ」。
昼はうなぎやのうてパスタや。冷凍の肉団子と椎茸、ニンニクでええ匂いさす。昼から「井上ひさしの日本語相談」の続きを読む。「ある」と「いる」はどう使い分けるのか。たしかにむかし物語には「むかし、をとこありけり」とか「昔爺さまと婆さまとがありました」という。現代でも井上さんの生まれ故郷山形県南部地方ではマッチを探し見つかると「あ、居だ!マッツがここさ居だ!」と言うそうだし、喫茶店をしている和歌山県人は「○○さんという人はありますか」と客を呼び出していたという。井上さんは「ある」と「いる」の使い分けには三つの原則があるという。
第一。「いる」は<存在するもので、かつ情意によって、もっといえば、自由意志によって、移動が可能なものに用いる>。第二。「ある」は<非情物に用いられる。別にいえば無条件の存在を示す>。第三。<人や動物が、具体的な、ある場所に一時的に存在していることをあらわすときは「いる」。漠然と有無を問題にするだけなら「ある」を用いることができる>。う~ん。むっつかしいなあ。古びた脳には。さあ頭の体操や。
花がらを摘む手泥跳ね台風来 愚老
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ノーやん
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