朝からカラスの鳴き声がうるさい。「クワァクワァ」やら「クワックワッ」やら。声がでかい。もっと静かに鳴け。鵯も甲高い声を出すがまだ可愛い。カラスの鳴き声はでかいだけでなく人をおちょくったようで憎々しい。わがマンション街の“隣ムラ”で10羽ほどが3~5羽のグループに分かれて避雷針の上をふわふわ泳いでいる(写真上)。遊びのように思えるが何してるのか分からない。
午後、天王寺の市立美術館へ(写真下)。東アジアの美術展を観ようとしたがすでに閉展。ここでもカラスが舞っていた。鳴き声も聞こえる。美術館で新書派協会展が開かれていたので覗く。名筆が展覧会室にびっしり。初心の級位者の部屋から入ったのだが芭蕉、太祇、草丈、蕪村、一茶、龍之介、虚子、鬼城などの俳句の書の多いのにびっくり。段位者の書は漢詩や藤村、真民、白秋、牧水、朔太郎、茂吉などの詩が並ぶ。書の世界のことはまったくの音痴だが筆づかいの巧みにしばし見とれた。
書を観てカラスのことを思うのは不謹慎かもしれない。昔から「お前の字はミミズの這ったような字」と言われてきたがカラスの足跡にくらべたらどないやろ。聴くのが野暮や。かな。
書道展笑うがごとき寒鴉 愚老
一陽来復ののぞみ叶えん冬籠り 同
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ノーやん
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