晴れのち曇り。きょうは亡母一周忌。去年の12月29日午前4時、妻の実家の町の病院で息を引き取った。100歳だった。5月に町長さんはじめ各方面からお祝いを頂いて「感謝感謝感謝」のことばを連発しての旅立ちだった。妻は心臓の手術直後だったので僕と娘で年末の牛ぎゅうづめ新幹線に乗り義母の見送りに駆け付けたことを思い出す。大晦日の津和野は確か所どころ雪だった。そんなことを振り返りながら、矢野誠一さんの「人生読本 落語版」を読む。
入船亭扇橋師を宗匠とする東京やなぎ句会の「雑排」のくだり。10代目小三治師の「煮こごりの身だけよけてるアメリカ人」の名句紹介とともに三遊亭金馬師の「雑排」から「夜桜や酔いが醒めれば警察署」を笑う。夜桜でなく朝桜なら新宿御苑はうまいこと入れてタダ酒もでける手があるで。教えてあげよか。ふと思った。この句会は、落語家・作家など12人のメンバーで笑いあふれる会合の様子でしたが次々とお亡くなり残るは数人のはず。どないしてはるのかな。お昼は薄揚げ半分のしみったれたきつねうどん。
午後、正月用の椎茸、ジャガイモ、お神酒を買いに走る。
餅搗きの湯気立ち上る大家族 昇龍子