千里南公園をのぞく(写真下)。気のはやいのがテントを持ち込んでいる。ひろばの花はまだチラホラやなのに。ようすを確かめてから駅前の千里図書館に入り、生態観察同好会の宿題になっていた「ヤツデ」を調べる。「新牧野日本植物圖鑑」。
ウコギ科。常緑低木。7~9掌状に深裂するなど葉の特徴、晩秋が花期という花の特徴、いまが果実どきという実の特徴などがしっかり記されている。8枚葉はないのになぜ「八つ手」というのか。「掌状に多く切れ込むので数多いことを八で表現したもの」と名前の由来も書いている。日本語の広い意味。納得。その部分をコピーする。ちなみに、「Fatsia Japonica Decne. et Planch」という学名を与えたのは、18世紀に来日したスウエーデンのツンベルグという植物学者とか(湯浅浩史「花の履歴書」より)。
帰りにもういちど南公園に立ち寄って300円寿司と発泡酒で昼食。雀と烏が欲しそうに寄って来た。呉れそうにないとみるやみんな立ち去った。
津雲台団地でヤツデを探す。すぐ見つかった(写真上)。図鑑などに書かれていない特徴を探す。いまは青い実の時期。直径5ミリほどの丸い実が円錐状に集合している。カッターナイフで実を横断する。白い種が星状に見えた。丸い実のてっぺんが河童の皿のように白くその先に星状の穴がある。実をつけている白い茎に節のあるものがある。さらに葉の表面は人の掌の皮膚そっくりな葉脈がある。
花待てぬ連中テントの花弁当 昇竜子
コメント一覧
ノーやん
fm
最新の画像もっと見る
最近の「インポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事