ユニコムかつしかつれづれ日記

NPO法人ユニコムかつしかのパソコン教室活動などのよしなしごとを、そこはかとなくゆるりと書きしるしてまいります

コンピュータは人を幸せにしているのか

2016-03-24 | 日記

 

どのくらい前からでしょうか。

再就職などでパソコンスキルが必要、と言われて受講する人が増えてきました。

ハローワークなどでもそう言われるようです。

 

様々な仕事がありますから、必ずしもパソコンを必要としない仕事もあるとは思うのですが。

また、パソコンスキルといっても、キーボードからデータ入力ができる程度でよい。

そのくらいで済む職場もけっこうあると思います。

 

もともとコンピュータを企業で使う目的は業務の効率化。

仕事の手順を標準化してコンピュータで処理すれば、仕事が画一化、規格化されます。

そうすれば、専門の業務知識を持たなくても仕事ができるようになります。

 

ただ、業務の効率化が、仕事の喜びや幸せ感につながっているのかどうか。

もし、それができていないとすれば、単に経済合理性が進んでいるだけとも思われます。

仕事を効率化するはずが、人間のほうを効率化しているだけのような気もします。

 

ひところよく言われたマニュアル人間も、そのあたりのことを危惧して生まれた言葉なのでしょう。

多数のマニュアル人間かと少数の非マニュアル人間・・・2極分化も進んでいるような気がします。

いいかえると従属人間と主体人間・・・どちらがいいとか悪いとか区分する気はありませんが。

 

ただ、マニュアル従属人間が、仕事の達成感、充実感をどう思っているかは気になるところです。

新しい思いつきも工夫も、その結果としての喜びも幸せも数値化はできないものです。

もともとアナログな人間の感覚、感受性を磨くことに、コンピュータはどれだけ寄与できるのか。

いまも心の底に引っかかっている疑問です。

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