![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/02/a2/9291593b51a63bcc74fb71fe3aa0a811_s.jpg)
今日は時の記念日です。時は金なり。
ところが、歳をとってくると、金には代えがたい、金より貴重なものにも思えます。
光陰矢の如し・・・・日々、実感するのも若い時には無かったこと。
光は日、陰は月のこと。
天地 は 万物の逆旅(げきりょ)、光陰は百代の過客。(李白)
これを芭蕉流に言い直したものが、月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也、でしょうか。
光陰夢の如し、光陰流水の如し、光陰に関守なし・・・・。
暦のことを、光陰の矢文、というのだそうです。いいですね。
人は古来、色々な方法で時を計ってきました。
日時計、水時計、砂時計、火時計など・・・・そして機械式時計、いまは水晶(クオーツ)が主流。
表示形式のアナログかデジタルかは好みの別れるところです。
時の記念日のもととなった時計は水時計で天智の時代。
漏刻と云ったらしく、冒頭写真がそれです。
江戸の頃には、土圭(とけい)という表記が使われたようです。
土圭がなかなか大事なものだったことも、次のような言葉からもわかります。
いずれも日本国語大辞典より。
土圭の間=江戸城の一室。御用部屋の北にあたり、時計が置かれ時刻報知のために奥坊主が詰めていた部屋。
土圭間御坊主=江戸幕府の職名。奥坊主の一つで、江戸城土圭の間に詰め、時刻の報知などに当たった。
土圭間肝煎御坊主=江戸幕府の職名。土圭の間御坊主を監督する役
土圭間番=江戸幕府の職名。若年寄の支配に属し、土圭の間に宿直、勤番するもの。
土圭役御坊主=江戸幕府の職名。奥坊主の一つで、時計の管理に当たる。
一寸の光陰軽んずべからず。
ですが、時に追い立てられず、ゆるゆるぬくぬくと生きてみたいとも思います。
読んだらボタンをポチッと押してね!
![趣味ぶろ 教室ブログランキング](http://shuminavi.net/images/common/ranking/rb_brown.gif)