近頃、CPUの処理能力が落ちてきて困っています。
もともとハイスペックでないところに、老化現象が加わってきて、仕事が捗りません。
パソコンなら買い替えできますが、わたし自身となると、たぶんどこにも売っていないでしょう。
昔々、ムーアの法則というものがありました。
もともとは半導体の集積度の向上を表す経験則で、およそ2年で集積度が2倍になる。
それが今ではCPUの性能向上にも使われ、これまた概ねムーアの法則に従うといいます。
ムーアの法則を人工知能の性能向上に当てはめてみる。
すると、どうやら2045年には人間の知能を上回るだろうという人もいます。
チェスに勝ち、将棋に勝ち、当分は勝てないといわれた碁にも勝ち、となれば・・・
これまでのように記憶容量と処理速度という機械性能で勝ったわけではありません。
みずから学習する能力を身につけることによって勝った、というところがポイントです。
つまり、人間がいちいち手取り足取りして教える必要がない。
となれば、自分で次から次へと新しい知識を獲得し、人間には無い知恵や能力を身につけるかも。
人間の脳みそをまるごとデジタルスキャンしてロボットの脳に移植というかインストール。
すでにロボットの身体のパーツはすべて人工臓器でできていて・・・。
シンギュラリティという概念があるそうです。
ある技術が向上して極限状況になると特異点が生じて、そこから先は予測ができなくなる。
ということらしいのですが、人工知能に関しては2045年頃にそれに達するという人もいます。
人間が機械の奴隷になるかもしれないし、悪魔となった機械が人間を滅ぼすかもしれない・・・。
予測できないとなれば、これは科学なのか新宗教なのか単なるジョークなのか。
いずれにしても、今から30年後、わたしはとっくに死んでいるから関係ありません。
でも、もしかするとまだ生き続けているかも・・・もちろん人間としてでなくロボットとして。
歌の翼に
夕食のときに何台もの消防車が近づく音が聞こえました。
通り過ぎていかず、近くでサイレンが鳴りやむので、近所で火事?
親水公園の向こう側にスーパー、その周囲に赤いランプがいくつも点滅していました。
どうやらスーパーの向こう側の人家あたりのよう。
でも、窓から見る限り、火も煙も見えませんでした。
しばらくして見に行った時には消防車も引き上げて、幸いにも大したことはなかったようでした。
「流浪の民とか菩提樹とか歌の翼にとか・・・そういう歌はない?」とカミさん。
いまはウォークマンには入っていないけど、聴きたいならネットでダウンロードできるよ・・・。
「寝る前に聞きたい、やってくれない?」
カミさんの家系は歌好きが多く、従弟の一人は今でも合唱の指導をやっています。
彼女の妹もママさんコーラスの現役。最高齢が八十何歳とかなのでババさんコーラス?
カミさんも若いころにはかなり熱中、たぶん、その頃が懐かしくなったのでしょう。
というわけで、夕食後はパソコンに向かって、YouTubeを検索。
コーラス、あるいは合唱曲で検索すると、有名・無名のコーラスグループがどっさり・・・。
いちおう再生してみて、コーラスがうまい・ヘタ、編曲が良い・悪いを基準に選びます。
それも耳になじみのある合唱曲の定番をセレクト。
選んでいると、ちょっとした合唱コンクールの審査員になった気分になりました。
そういえば、10年ほど前にも、シンフォニーヒルズでテープ審査をやったことがあったっけ。
おメガネ?にかなったものを、Webツールを使ってMP3ファイルに変換し、PCにダウンロード。
かれこれ20曲ほどを集めました。
これらを「コーラスいろいろ」のフォルダを作って入れ、ウォークマンにコピーして出来上がり。
ハーモニーがなっていない、編曲がダメ、ピアノ伴奏がヘタ・・・。
ラジオなどを聞いていても、けっこうカミさんの批評には厳しいものがあります。
そのうるさいカミさん、満足したところをみると、わたしの批評耳もかなりのもの?
桜の樹があると、見過ごしにできず、ついついカメラを向けてしまいます。
昨日もテクノへの道すがら、満開の一枝にレンズを向けてパシャリ。
近くにこぶしの樹、その花一輪にピントを合わせて撮ってみました。
薄いピンク一色を背景にして撮るつもりが、ちょいと桜との距離があり過ぎて失敗。
思い描く絵と、現実とのギャップ。
写真撮影に限ったことではありませんが、なかなか思い通りにはコトは運びません。
夜来の雨は上がりましたが、あいにくの曇り空。
窓から見える親水公園の桜は、満開一歩手前といったところです。
この土日、桜の咲くところ、多くの人が花見を楽しむことでしょう。
今頃は気温が低いことも多く、そんな日は、花冷え、桜冷え、といった言葉がぴったりです。
昨日もテクノから帰るころには風が冷たく、身震いしながら、コートを着てくるんだった・・・。
冷えた身体の芯を酒で温めて・・・つかの間、そんな気分にもなったほどでした。
1週間前にはほとんど咲いていなかった四季の道の桜も満開近いでしょう。
雨はどうやら降らなさそうなので、あとでリベンジ?に行ってこようかな。
ついでに親水公園も四つ木から亀有あたりまで。
どうやら、わたしの身体にもサクラの遺伝子が埋め込まれているのかもしれません。
いにしへの人の心のなさけをば老木の花のこずゑにぞ知る 西行
何年振りかで地下鉄に乗りました。
銀座線の上野から、日本橋で東西線に乗り換えて東陽町まで。
20年ほど前、このルートで西葛西まで1年間ほど通っていたことがあります。
外の景色が見えないせいか、駅の改札やホームなど、20年前と殆ど変わっていない印象です。
行きは昼過ぎ、帰りは夕方のラッシュに近い時間帯。
ともに空いた座席はなく、人の多さも昔と変わっていませんでした。
ひと月ほど前、江東区産業会館からタブレット講習会の見積もり依頼がありました。
その講習会が実現できる見通しがついたので、先方とその事前打ち合わせに。
依頼を受けたメンバーと現地で待ち合わせ、駅上の建物の中にある会館へ。
6月半ばから2時間×5回の講習会を行う計画です。
主なターゲットは、中小企業の職員の皆さんで、4月半ばの区報で募集をかける予定。
すでに5回のカリキュラム案を先方で作ってありました。
その内容をこちらで吟味して来週早々に提示することに。
帰り際、ロビーに地場企業の製品が展示されているのを見て回りました。
ガラスの切子細工などは葛飾にもありますが、木材、繊維、衣料、食品などが目立ちました。
日本橋の駅でメンバーと別れて、わたしは銀座線に乗り換え。
地上を歩きたくなって広小路で降り、不忍池に行ってみました。
サクラはほぼ満開、人も満開・・・上野のお山は花見客で超満員なのでしょう。
あちこちに「東京 春・音楽祭」のエンブレムがやたら目立ちました。
それに感化されたせいでもないのですが、京成電車の中ではiPadで音楽を。
実は今、裸足のバイオリニストのコパチンスカヤにはまっています。
動き回り髪振り乱しながら弾く姿にも驚かされますが、表情の変わりようがとてもチャーミング。
ベートーベンのVn協奏曲、そのカデンツア部分だけの動画がありましたのでどうぞ。