ウイスキー雑感

　今、若い人の飲酒傾向はビール主体ではなかろうか。ビール・ワイン・酎ハイなど食生活変化で、日本酒で晩酌というのも少なくなってしまったのだろか。飲酒自体の悪い面ばかり・・・当然かもしれませんが。なんだか社会全体が不寛容な感じがするのは私だけだろうか。
　ベビーブームの時に生まれた現在７０歳もつれのシニア世代は、現役時代、飲み会の最後は数人でスタンドバーをはしごして悩みを言ったり愚痴たり千鳥足で帰路についたものです。その時よく飲まれたのが『水割り』、『何にされます』・・・。何も言わなければ『水割りでいいですか？』カウンターの向こうからちょっと綺麗なお姉さんが声をかけてキープボトルを探している。日本の高度成長期、ウイスキーもオールド・スーパーニッカ全盛気だったね。少ししてリザーブ・ローヤルの時代に入っていった。このころからカラオケがどの店にも置かれだして・・・・。会話を楽しめるみせが少なくなった。ギフトもウイスキーを送られる人も多かった時代です。昭和後期から現在までのウイスキー類（ブランデー含む）市場規模は昭和50年代のピーク時の3分の1にまで縮小した。NHKの朝ドラで『マッサン』が放映されて、消費者の『竹鶴』・『山崎』の著しい購入により現在メーカーでは品切れにより販売休止となっています。

　そんな中、わたしが勧める国産スタンダードウイスキーはこれ『富士山麓』

　家飲みウイスキー、おとなしい中にも清らかで奥深い味わいと、甘い樽熟香、を感じられる。
　　　　ぜひお試しください。

　これから秋に向かってオンザロック・水割りで静かに物思いに耽るいいアイテムでは・・・。