お参り日和なのか、小さなお寺さんなのに、お線香を受け取るところに三人ほどの参拝者が並んでいた。
法事で人の多いことはあったけど、ばーちゃん仏教じゃないからって、いっつもお彼岸、お盆は避けてるんだよね。だから複数の人のいるのは珍しいのにゃ。
人の切れるのを待つ間、手袋を外したりお花の包み紙を外したり、お線香代の100円を用意したり・・・。
でもそうやっている間にも次の人がきちゃう。
(急ぐ旅じゃなし。最後でいいや^^。)
黙って待っていたら、お寺の住職さんが作務衣の格好で出て来て
「火をお付けしましょうか?」
「お願いします。」
火のついたお線香をたけの筒に刺して渡してくれたので、奥のじいちゃんの合葬墓へ。
相変わらずお花は沢山、お線香も山盛り。
順番にお参りしてやっとばーちゃんの番。
お帽子脱いで荷物と杖を置いてお花を供えお線香も備え・・・。
かなり長~~くナムナムしていたけど、もう次の人が並んでるよ。
『ばーちゃん・・・』
にゃんの内緒声に気が付いたばーちゃん。
急いでお荷物と杖をもって後ろにあるお椅子のところまで下がって帰りのお仕度。
杖をもって立ち上がったら、お隣のおばーさんが
「お忘れですよ」
指さす先に、竹の筒><。
シマった。お線香受け取った所に返すのにゃ。
教えてくれたおばーさんにお礼を言って、もとある場所にちゃんと返してお外に出ると、対岸目の前にバス停があった!。
あれは絶対お隣の駅に行くバス停じゃぁ~~。
ばーちゃん急いで信号までえっちらおっちら。
信号は変わらず無情にもバスは目の前を通り過ぎて行っちゃったにゃ><。
駅までは歩いて15ふんくらい?
そこからおうちまでは30分くらい・・・。
やっぱり(急ぐ旅でなし。10分や20分待っていようね^^)
にゃんに言われてもねぇ。
ここのお寺のじゃないけどね^^。
続く