『ダミダこりゃ』

にゃんは生きていた時、時々抱っこしてもらってごみ集積所まで行ったことがある。
ばーちゃんのごみが少ない時だけど、
「い
言うこと聞かない悪い子は、ここにポイッチョしちゃうんだからね＾＾」
そう言って、網の中にごみ袋を捨てていたにゃ。

今日はゴミの日。
暮れにたくさん捨てたから、あんまりごみはないばーちゃんが、早起きしてせっせとごみ袋に不要の物を詰めている。

「あれ？大事大事のお菓子、封も切らないで何で捨てるの？」
「これ・・・＞＜。ココナッツの干した果物なんだけど、匂いがひどくってどうしても呑み込めないの。
お友達にも上げようと思ってふた袋買ってきたけど、おかーさんもお友達も、『駄目だこりゃ』なの」

最近ばーちゃん、プルーンよりココナッツがいいって、小さな袋に分けてある100ｇ入りのを買っていたのに、最近トンと見かけなくなり、
おともだちも「ないのよねぇ。ずーっと『もう少し待って』っていわれてるの。」

今まで買っていたのはトル国かチュニ国のもので、種の抜いた甘ーくおいしい乾果。
ばーちゃんが買ってきたのはチュ国の種入り。

ばーちゃん、特に食べ物を買う時は、裏のバーコードの番号や生産国名、原産国をじっくり見て買うのに・・・
あの時は、探して探していた時に
「あった～～～～！！＼(^o^)／」状態だったので、普段の5倍も大きな袋だったので、値段も原産国も見ずに、ふた袋飛びつき買い＞＜

だけど、封を切った時に異様な臭い＞＜？
え？っと思ったけれど、、とにかく口に入れたけど、噛んだ途端「おえぇ～～～！！」
思わず吐き出しちゃってた＞＜にゃ。

普段慎重とは言えないばーちゃんのやりそうな飛びつき買いだけど、こんな失敗めずらしいにゃ＠＠。

気を取り直しておかーさんに、
「これ、どう思う？」って鼻先に出したら、
「うっ☆★！！」
お目目白黒＞＜

「何？これ？嫌な臭い・・・」

ばーちゃん封を開けたほうをもってお友達の家に行って、
「ココナッツ見っけたんだけど、においがねぇ」
そういってお友達に見せた。

お友達がお口に入れる前に、
「もう一袋あるけど、なくって困っているなら持ってくるけど、ちょっと美味しくない以上にまずいレベル。無理なら上げない」
微妙な言い回しにお友達は？？？でお口に入れてもぐもぐ・・・

「言ってる意味わかった。これは無理だわ」
そう言って流しに行きゲッ！！。
ブクブクを何度もして「ごめん」の言葉とともに袋ごと返してよこした。

匂いがこぼれないようにくるくる巻いて閉めて輪ゴムでとめてお持ち帰り＞＜。

持ち帰った干したしわくちゃの実をはさみでちょん切って種を抜き、ワインと梅酒とすりおろしリンゴで煮てみたけど・・・
皮がつるつるぺカぺカでまるでゴキブリのよう(# ﾟДﾟ)
見るも恐ろしい代物で、でも作ったからには・・・

目をつむって鼻をつまんで口呼吸でもぐもぐこっくん＞＜
数回に分けて食べてみたけど、やっぱり『駄目だこりゃ・・・』

というわけでゴミやさんにいってもらう。
さようなら・・・・。

いつのまに？

お正月さんいっちゃって、みんなも寝しょーがつって、おねーさんがお仕事行っちゃうとお部屋に籠ってむくむく着込んで座り込み＆お蒲団に潜り込み＾＾。

にゃんもお城に籠って冬ごもり・・・なんだけど、何だかめっちゃさぶっ！

よく見たらばーちゃんストーブ消しちゃってるよ><
寒くってねんねできないから段ボールのお城から出てばーちゃんの懐にもぐりこんじゃった＾＾。
やっぱりおなかにゃんこはいっちゃんあったか～～い＾＾。

「ねえねえ、こんなにさっぶいのになんでストーブ消してるの？」
「ばーちゃんのお部屋は電気ストーブでしょ。だからすぐ乾燥しちゃうの。夕方になって、お洗濯がよく乾いてないときにストーブつけるの。
そうしないとお鼻がかわいちゃって、お喉もイガイガしちゃうから、お洗濯干し始めたらストーブつけるのよ。」
「でも、いま寒いでしょ？」
「だから今は、沸かしたお湯をマグカップに入れて、アチチのカップを手袋はめて火鉢ならぬ『湯バチ』＾＾でおててをあっためてるの」

3時を過ぎたので、ばーちゃんお洗濯取り込みにベランダに出たけど、にゃん、お腹から出されたばっかりだったので、死にそうに寒くって（？！＾＾）急いでお城に逃げ込んだけど、お城の中は出てきたときよりちゅべた～～い！！＞＜；。

ぶるぶる震えていたら、なんだか少しほかほかしてきたみたい。
首を伸ばして周りを見たら、ストーブさんいつのまにかまっかっか＠＠
お部屋の中にはお洗濯がぶ～らぶら。
そか。お洗濯さんが渇くようにストーブさん頑張ってるんだ。
にゃんもついでにあったまらせてもらってるんだにゃ。
ストーブさんありがとさん。

放射状の雲＞＜

冬のお空になってから、どんより雲びっしりか、ピカピカお天気かどっちかが多かったのに、今日のお空は真っ青な空に白くて太い帯の雲が、西に束ねられたお扇子みたい。

ばーちゃんに聞いたら
「冬の雲だから高さがあるけど、ちょっとすごい地震雲みたい・・・」
え～～～？やっぱり・・・

にゃん、地震怖くて大っ嫌い＞＜。
仙台や岩手に親戚があるばーちゃん、まだあっちの方でも起きる地震が、ず~~っと前の地震の余震っていってるから、
「この寒さに又東北地方だと気の毒。でもこのあたりもそろそろ怖いのよね。」

にゃんはもう死んじゃってるから死ぬ心配はないんだけど、でもやっぱり怖いの。
だから南の、にゃんの別荘に決めたおうちのお隣の神社にお参りしに行ってくるね。

にゃんのおうちのおしょーがつ）（二日目）

みーんなのんびり朝寝の三が日。
でも、洗濯ばーちゃんは元日は意地でもやらないって放置したから、今日はいつもの倍のお洗濯。
朝もはよからせっせせっせとお洗濯ほし。

今日も洗濯機さんに謝りながら、3回に分けてえんこらえんこらどっこいしょ。
寒さは厳しいけれど、お外はお日様ピカピカ雲一つなく、北風少しでもヒリヒリに乾燥してる。

お部屋が温まったころ皆起きてきて、
「昨日のテーブルだと遠くて取れないおせちもあったから・・・」
おかーさんが、ほとんどきのうと同じくらいに盛り付けたお重とお刺身を並べてくれた。
でも今は真昼間。お酒はナシよ~~ン＾＾



にゃん、昨日お肉は全然食べなかったにゃ。
おかーさんの造ったローストビーフ、黄色と半分こもらったけど、半分でおなか一杯にゃ＾＾。
(にゃんは食べても減らないから、あとはばーちゃんのもの＾＾ばーちゃんお肉嫌いなのに、『これ、おいしいね』だって＾＾）

昨日はお義理に食べたお雑煮が、しっかり味もしみてすんごくおいしかったにゃ。
(にゃん、おもちは苦手。でも、お野菜は好きなのもあるんだ）

おなかがくちくなると眠くなっちゃうのは、にゃんこも人も一緒。
お酒は飲まなかったのに、ばーちゃん
「にゃん、お昼寝一緒にしよ」だって＾＾

というわけで、お休みにゃ＾＾

にゃんのおうちのおしょーがつ（続き）

皆のほっぺが真っかっかになって、お腹がくちくなったころ、
「いっつもみたいにトランプしようよ」
「ピアノ君のおうちの人いないから、6人でしょ？普通の7並べとかババ抜きくらいしかできないよ」
「じゃあ、ばーちゃんぬいてやればいいでしょ？ぷんぷん」
「そういうババ抜きじゃないよ・・・」
言い出しっぺのはっぱちゃんおろおろ
ばーちゃんニタニタ。わかってて言ったにゃ＾＾

おとーさんお眠になりリタイアで5人で勝負＾＾

7ならべで中身確認。混ざっていて余計なカードをどけて、53枚にして、恒例の大貧民大会。
初めは一番普通のやり方でやったけど、ふむふむそういうことをやるんだにゃ。
(にゃんには伏せた中身がわかってるから、皆のを見て回って、誰のが一番いい手かわかっちゃう＾＾。）

ゲームが進むにつれて、いっつもいい札いっぱいなのがはっぱちゃんとおねーさん。
でも、はっぱちゃんのおとーさんが裏技で、結構強い。
勝ったり負けたりでなんどかやって、そろそろあきたころ、
「ダウトにしよう。」

はっぱちゃんの意見でゲームが変わり、今度は順番に手札をならべるゲームになったにゃ。
皆が「一」「二」「三」・・・あれ？言ってるのと違うにゃん？

53枚を5人で分けたから、皆に順番に数字が行き渡ったわけじゃないから・・・

「ダウト！」
おじさんが叫んだらばーちゃんがお山になったカードをもってった。ばーちゃんお金持ち^^。でもへにゃへにゃしてる。
貰った手札の順番はめちゃくちゃ。

次に始まった続きの順番でもおじさんダウとしまくり。正しい時にはダウトを言った人が引き取るので、みるみるオジサン大金持ち。
(「にゃん、違うのよ。早く手札がなくなったほうが勝ちなの。」）
え？そなの・・・。
じゃあおじさんなんであんなに集めているの？
お山をもってくにゃ＾＾

ばーちゃんが、周り順を数えて、5番目の倍数の札だけ残して、順調に消費
「らすとわん！」
そう言って1枚出したのをおじさんが「ダウト！」

そこから4人回ってばーちゃんは
「上がり！」って最後の札を伏せて出したら、おじさん「ダウト！」
おじさんの後ろに回ったら、おじさん、いろんな札を3枚とか4枚持っていて、そういえば今ではおじさん以外の人みんなに「ダウト！」っていってた。
でもばーちゃんの、数えて出す戦法勝ち＾＾
「あれ？3枚持ってたのに・・・」
おじさん頭かき掻き＾＾

ルールを変えたり戦法かえたり、楽しく大騒ぎをして、気が付いたらもうはっぱちゃんの帰るお時間。

「早くコロナが収まるといいね。そしたらまたみんなでたのしくあそびましょ」

にゃんのおうちのおしょーがつはこれでおしまい・・・
(ほんとは・・・じゃないんだな＾＾）